管理栄養士の過去問
第35回
午前の部 問42

1.間違いです。

ニューモシスチス肺炎は、ニューモシスチス・イロベチイが原因とされる真菌感染症です。

2.間違いです。

日和見感染症とは、病原性の低いとされる微生物が原因の感染症のことをいいます。

ツツガムシ病はこれに当てはまらないため、日和見感染症とはいいません。

3.間違いです。

再興感染症とは、予防接種や抗微生物薬などによって、 患者がほとんどいなくなっていたのに、病原体 や環境の変化のために、再び流行しはじめた感染症のことをいいます。

4.間違いです。

不顕性感染とは、原因となる微生物や菌、ウイルスに感染しているにもかかわらず、症状が出ていない状態のことをいいます。

5.正しい答えです。

垂直感染とは、母親から子どもへ伝播する感染のことです。

正答は（５）

１．（誤）

ニューモシスチス肺炎は、日和見感染症です。

ニューモシスチス肺炎は、真菌によって引き起こされる肺炎です。

免疫抑制状態になると重篤な肺炎症状を引き起こすことがあります。

２．（誤）

ツツガムシ病は、細菌による感染症です。

ツツガムシ（ダニの一種）によって、病原体が媒介されます。

３．（誤）

再興感染症は、その発症が一時期は減少していたが、再び注目されるようになった感染症に対する総称です。

４．（誤）

不顕性感染は、病原体に感染しても、症状をしめさない感染の事です。

無症状感染とも呼ばれます。

５．（正）

垂直感染は、母体から児へ伝播する感染様式です。

１. 誤

ニューモシスチス肺炎は、真菌感染です。

２. 誤

ツツガムシ病の病原体は、リッチケアです。

３. 誤

再興感染症は、以前に存在した感染症で公衆衛生上問題ではなくなっていたが、再び増加、または将来的に問題になる可能性のある感染症です。

４. 誤

不顕性感染症は、感染はしているが、症状がない感染症のことです。

５. 正

垂直感染は、母体から児へ伝染する感染様式です。母子感染ともいいます。