管理栄養士の過去問
第35回
午後の部 問165
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問題
第35回 管理栄養士国家試験 午後の部 問165 (訂正依頼・報告はこちら)
給食の生産・提供システムに関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- コンベンショナルシステムでは、加熱調理後に急速冷却した料理を提供日まで冷蔵保存するための設備を要する。
- セントラルキッチンシステムでは、サテライトキッチンで調理した料理をセントラルキッチンで盛り付ける。
- レディフードシステムでは、食材料の納品を提供日当日とする。
- クックチルシステムでは、加熱調理後に急速冷凍し、-18℃以下で保存する。
- アッセンブリーシステムでは、下処理室での作業は不要である。
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この過去問の解説 (3件)
01
正答は5です。
<生産システムの種類>
・コンベンショナルシステム
→施設内に厨房があり、給食の生産から提供まで1つのフードサービスユニットで行われる。
*調理方式:クックサーブ(加熱調理後すぐに提供)
・レディフードシステム
→調理した料理を冷蔵・冷凍してストックしておき、必要な時に再加熱して提供するシステム
*調理方式:クックチル(加熱調理後に袋詰し、急速冷蔵して保管)・クックフリーズ(加熱調理後に袋詰し、急速冷凍して保管)・真空調理(加熱調理前に真空包装し、冷蔵または冷凍保管)
生産と提供の「時間的分離」
・カミサリーシステム(セントラルキッチンシステム)
→使用する食材料を複数の施設で一括購入し、保管・配送までを行うシステム
生産と提供の「場所的分離」
・アッセンブリーシステム
→調理済みの料理を購入し、必要に応じて再加熱して提供するシステム
1.(誤)
コンベンショナルシステムは、冷却や再加熱を行わない「クックサーブ」です。
2.(誤)
サテライトキッチンとは、セントラルキッチンから食事の提供を受ける施設を指します。
3.(誤)
冷蔵・冷凍してストックしたものを再加熱するシステムのため、提供日当日の納品ではありません。
4.(誤)
クックチルシステムは、加熱調理→急速冷却→チルド保管(3℃以下)→再加熱という仕組みです。
5.(正)
調理済みの料理を購入するので、下処理作業は必要ありません。
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02
正解は【5】です
1.×
コンベンショナルシステムは、調理後、速やかに給食を提供する従来からのシステムです。
調理システムは、クックサーブです。
2.×
セントラルキッチンシステムは、セントラルキッチンで集中調理が行われて、各施設に配送するシステムです。
そして、喫食前にサテライトキッチンで調理や再加熱を行います。
3.×
レディフードシステムは、クックチル、クックフリーズ、真空調理などの新調理システムを用いて、事前に調理し保存し、必要なときに再加熱をして提供するシステムのことです。
そのため、食材料の納品を提供日当日としては、提供をすることができません。
4.×
クックチルシステムは、調理後に急速冷却(90分以内に中心温度3℃以下)して、一定期間冷蔵保管を行います。
提供直前に、再加熱をする調理・提供システムです。
急速冷凍し、-18℃以下で保存するシステムは、クックフリーズシステムです。
5.〇
適切です。
アッセンブリーシステムは、出来上がった料理を購入して、調理室でトレイセット前に加熱して提供されるので、下処理室での作業はいりません。
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03
<生産システムの種類>
・コンベンショナルシステム
→施設内の利用者に対して、喫食時間を目標に調理作業工程を組み立てて提供するシステム。
*調理方式:クックサーブ
・レディフードシステム
→調理した料理を冷蔵・冷凍してストックした物を、必要な時に再加熱して提供するシステム
*調理方式:クックチル・クックフリーズ・真空調理
(生産と提供の「時間的分離」)
・カミサリーシステム(セントラルキッチンシステム)
→使用する物資を複数の施設で一括購入し、保管・配送までを行うシステム
*調理方式:クックサーブ・クックチル・クックフリーズ・真空調理
(生産と提供の「場所的分離」)
・アッセンブリーサーシステム(コンビニエンスフードシステム)
→調理済みの料理を組み合わせ、必要に応じて再加熱して提供するシステム
*調理方式:クックサーブ・クックチル・クックフリーズ・真空調理
1.(誤)
コンベンショナルシステムは、冷却や再加熱を行わない「クックサーブ」です。
2.(誤)
サテライトキッチンとは、セントラルキッチンから食事の提供を受ける施設を指します。
3.(誤)
冷蔵・冷凍してストックしたものを再加熱するシステムのため、提供日当日の納品ではありません。
4.(誤)
クックチルシステムは、加熱調理→急速冷却→チルド保管(3℃以下)→再加熱という仕組みです。
5.(正)
調理済み食品を組み合わせるだけなので、下処理作業は必要ありません。
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