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管理栄養士の過去問 第37回 午後の部 問86

問題

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Kリハビリテーション病院に勤務する管理栄養士である。
患者は、88歳、女性。数日前から、ろれつが回らなくなったため、急性期病院を受診した。頭部MRIの結果、脳梗塞と診断され入院した。意識はおおむね清明であったが、右片麻痺が認められた。入院翌日、38℃台の発熱、咳、痰を認め、急性肺炎と診断された。肺炎は軽快し、当院へ転院となった。

精査の結果、患者は嚥下障害が認められたため、摂食嚥下支援チームで対応することになった。日本摂食嚥下リハビリテーション学会嚥下調整食分類のコード0jから、摂食嚥下リハビリテーションを開始することになった。その時の患者の姿勢である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
   1 .
右側臥位、頸部後屈
   2 .
左側臥位、頸部後屈
   3 .
右側臥位、頸部前屈
   4 .
左側臥位、頸部前屈
( 第37回 管理栄養士国家試験 午後の部 問86 )
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この過去問の解説 (2件)

12

日本摂食嚥下リハビリテーション学会嚥下調整食分類のコード0jでは、均一で物性に配慮した離水の少ないたんぱく質含有量が少ないゼリーを提供します。

右側臥位では胃が食道より上になり、重力のせいで逆流を起こしやすくするため、左側臥位が適しています。

頸部後屈では誤嚥のリスクが高まるため、頸部前屈が適しています。

頸部が伸展していると、咽頭と気道が直線になり、気管が開いて誤嚥しやすくなります。

頸部を前屈させ、まっすぐ前を見るような姿勢にすることが適しています。

選択肢4. 左側臥位、頸部前屈

こちらが正解です。

付箋メモを残すことが出来ます。
3

摂食時の姿勢に関する問題です。

嚥下しやすく誤嚥や逆流の危険性がない姿勢を選ぶことが重要です。

選択肢1. 右側臥位、頸部後屈

不適です。

右側臥位(右半身を下にして横になっている)では重力で胃液が逆流しやすくなります。

頸部が後屈していると誤嚥しやすくなります。

選択肢2. 左側臥位、頸部後屈

不適です。

左側臥位であることは望ましいですが、頸部が後屈していると誤嚥しやすくなります。

選択肢3. 右側臥位、頸部前屈

不適です。

右側臥位では胃からの逆流の危険性があります。

選択肢4. 左側臥位、頸部前屈

正しいです。

逆流や誤嚥の危険性が一番少ない姿勢です。

まとめ

「日本摂食・嚥下リハビリテーション学会嚥下調整食分類2013」の内容を確認しておきましょう。

この中の嚥下調整食0jという分類は、「均質で、付着性・凝集性・かたさに配慮したゼリー」が該当します。

重度の症例に対する評価や訓練用に用いられます。

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