管理栄養士の過去問
第38回
午前の部 問3
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問題
第38回 管理栄養士国家試験 午前の部 問3 (訂正依頼・報告はこちら)
A地域とB地域における年齢3区分別人口構成割合(表)に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- 年少人口の年齢は、0~18歳である。
- A地域の年少人口指数は、B地域より低い。
- A地域の従属人口指数は、B地域より低い。
- A地域の老年人口割合は、年齢調整によりB地域と等しくなる。
- A地域の老年化指数は、40.0である。
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この過去問の解説 (3件)
01
年齢3区分別人口構成割合の年齢、計算式を押さえておく必要があります。
不正解です。
3区分とは、人口を14歳以下(年少人口)、15歳から64歳(生産年齢人口)、65歳以上(老年人口)の年齢別に分けたものです。
不正解です。
年少人口指数は下記計算式で算出されます。
年少人口指数=年少人口/生産年齢人口 × 100
A地域 12.5/62.5×100=20
B地域 10/60×100=16.7
よってA地域の年少人口指数は20、B地域は16.7となりB地域の方が低くなります。
正解です。
従属人口指数は下記計算式で算出されます。
従属人口指数=(年少人口 +老年人口)/生産年齢人口×100
A地域 (12.5+25)/62.5×100=60
B地域 (10+30)/60×100=66.7
よってA地域の年少人口指数は60、B地域は66.7となりB地域の方が高くなります。
不正解です。
A地域の老年人口割合は年齢調整によりB地域とは等しくなりません。
不正解です。
老年化指数は下記計算式より求められます。
老年化指数=老年人口/年少人口×100
25/12.5×100=200
よってA地域の老年化指数は200となります。
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02
人口の構成の年齢区分
⚪︎年少人口・・・0〜14歳
⚪︎生産年齢人口・・・15〜64歳
⚪︎老年人口・・・65歳以上
年少人口と老年人口を合わせて従属人口といいます。
不適です。
年少人口の年齢は、0〜14歳です。
不適です。
A地域:年少人口12.5/生産年齢人口62.5×100=20.0
B地域:年少人口10.0/生産年齢人口60.0×100=16.7
よって、A地域の年少人口指数はB地域より高いです。
適切です。
A地域:(年少人口12.5+老年人口25.5)/生産年齢人口62.5×100=60.0
B地域:(年少人口10.0+老年人口30.0)/生産年齢人口60.9×100=65.7
不適です。
年齢構成の一部である老年人口割合を年齢調整することはできません。
不適です。
A地域の老年化指数は
老年人口12.5/年少人口25.0×100=50.0
となります。
人口構成の指数
⚪︎年少人口指数=年少人口/生産年齢人口×100
⚪︎老年人口指数=老年人口/生産年齢人口×100
⚪︎従属人口指数=(年少人口+老年人口)/生産年齢人口×100
⚪︎老年化指数=老年人口/年少人口×100
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03
計算式を覚えておきましょう。
年少人口はの年齢は、0~14歳です。
年齢3区分では0~14歳を年少人口、15歳~64歳を生産年齢人口、
65歳以上を老年人口に区分しています。
A地域の年少人口指数は、B地域より高いです。
年少人口指数=年少人口/生産年齢人口 × 100であり、
A地域:12.5/62.5 × 100 = 20.0
B地域:10.0/60.0 × 100 ≒ 16.7
となります。
正解です。
従属人口指数=(年少人口 +老年人口)/生産年齢人口×100であり、
A地域:(12.5 +25.0)/62.5 × 100 = 60.0
B地域:(10.0 +30.0)/60.0 × 100 ≒ 66.7
となります。
A地域の老年人口割合は、年齢調整によりB地域と等しくはなりません。
年齢調整は死亡率や受療率などにおいて、年齢構成の異なる集団同士を比較する際に用いられます。
A地域の老年化指数は、200です。
老年化指数=老年人口/年少人口×100であり、
25/12.5×100=200となります。
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