管理栄養士の過去問
第38回
午前の部 問7
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問題
第38回 管理栄養士国家試験 午前の部 問7 (訂正依頼・報告はこちら)
健康の「生物心理社会モデル」に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- 生物医学モデルよりも古い考え方である。
- 疾病の治療に、社会的要因を取り込むことができる。
- 対人関係によるストレスは、このモデルに含まれない。
- アルマ・アタ宣言の中で提唱された。
- 疾病を単一要因により説明する。
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この過去問の解説 (3件)
01
生物心理社会モデルとは、ジョージ・エンゲルが1970年代に提唱した生物・心理・社会モデルであり、病気を単なる生物学的な問題としてとらえるのではなく,心理的,社会的背景も重要な要因としてとらえるというものです。
不正解です。
生物心理社会モデルは、生物医学モデルに心理学的、社会学的な視点を加えたものです。
正解です。
不正解です。
心理的要因に感情、認知、信念、ストレス、知能、パーソナリティ、対処行動、防衛反応(適応・防衛機制)、無意識などがあり、対人関係によるストレスも含まれます。
不正解です。
ジョージ・エンゲルによって提唱されています。
不正解です。
物学的要因、心理的要因、社会的要因より説明します。
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02
生物心理社会モデルについてポイントを押さえ理解しておきましょう。
生物医学モデルよりも新しい考え方です。
生物心理社会モデルは1977年に提唱されました。
人の健康状態や疾患を、生物学的、社会的、心理学的側面から理解するものです。
正解です。
生物心理社会モデルは社会的要因を取り込むことができます。
対人関係によるストレスは、このモデルに含まれます。
対人関係によるストレスは社会的要因のひとつであるため、
生物心理社会モデルに含まれます。
不正解です。
1977年にエンゲルによって提唱されました。
アルマ・アタ宣言の中で提唱されたのはプライマリヘルスケアです。
疾病を複数の要因により説明します。
生物学的要因、社会的要因、心理的要因から説明します。
単一要因により説明するのは生物医学モデルです。
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03
生物心理社会モデルの考え方と、それまでの生物医学モデルの考え方との違いを確認しておきましょう。
不適です。
生物心理社会モデルは、それまでの病気の理解として想定されていた生物学モデルに対比するモデルとして新たに提唱されました。
適切です。
生物学的、心理学的要因に加えて、社会的要因という多面的な要因を治療に取り込むことができます。
不適です。
対人関係によるストレスは、心理的要因にあたるので生物心理社会モデルに含まれます。
不適です。
ジョージ・エンゲルにより提唱されました。
アルマ・アタ宣言では、プライマリヘルスケアが提唱されました。
プライマリヘルスケアとは、健康は人々の権利であり、住民の生活圏に密着して保険サービスを提供することを目指します。
不適です。
疾病の原因を生物学的、心理学的、社会的要因の複数要因から説明する考え方です。
生物心理社会モデルとは、精神科医のジョージ・エンゲルが提唱した疾患モデルで、病気の原因を生物学的、心理学的、社会的要因の3つに分類する考え方です。
病気を単なる生物学的な問題として捉えるのではなく、病気の背景にある生活環境や心理的要因なども含めた全体像を把握し、より適切な医療を提供することを目指します。
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