管理栄養士の過去問
第38回
午前の部 問23

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

治療の種類や治療方法についてのポイントをおさえておきましょう。

選択肢1. C型肝炎に対する抗ウイルス療法は、原因療法である。

正解です。

 

原因療法とは、疾患の原因を観察や検査により確定してから

その原因を除去することを目的としています。

選択肢2. 急性胆のう炎に対する胆のう摘出術は、保存療法である。

急性胆のう炎に対する胆のう摘出術は、根治療法です。

 

根治療法とは疾患の原因を完全に取り除き、

病変部を除去することです。

保存療法とは病変部位を残しながら、

症状を軽減する治療を行うことです。

急性胆のう炎の場合、抗生物質や鎮痛剤の投与を行っていき、

原因菌が排除されて自然治癒力により回復する場合は保存療法となります。

選択肢3. 早期胃がんに対する手術療法は、対症療法である。

早期胃がんに対する手術療法は、原因療法です。

 

対症療法とは、原因療法を開始する前に、

患者の苦痛を取り除くためにとりあえず

症状を改善するために行う治療のことです。

選択肢4. 輸血療法の後に、交差適合試験が実施される。

輸血療法のに、交差適合試験が実施されます。

 

交差適合試験とは、患者と輸血製剤の適合性を調べるもので、

輸血の副作用を防ぐために行う検査です。

そのため、輸血前に行うことが大切になります。

選択肢5. 生体腎移植は、わが国では禁止されている。

生体腎移植は、わが国では禁止されていません

 

生体腎移植とは、親族や配偶者から2個ある腎臓のうち、

1つを提供してもらう移植のことです。

参考になった数5

02

疾患ごとに治療方法を整理しておきましょう。

 

選択肢1. C型肝炎に対する抗ウイルス療法は、原因療法である。

(〇)

 

C型肝炎に対する抗ウイルス療法は、C型肝炎ウイルスを体内から排除し、完治させる方法のため原因療法となります。

選択肢2. 急性胆のう炎に対する胆のう摘出術は、保存療法である。

(×) 急性胆嚢炎に対する胆のう摘出術は、原因療法です。

 

胆のうを残して炎症を抑える治療の場合が保存療法となるが、手術により摘出する場合は原因療法となります。

選択肢3. 早期胃がんに対する手術療法は、対症療法である。

(×) 早期胃がんに対する手術療法は、原因療法です。

 

病変が胃の粘膜下層にとどまっている場合を、早期胃がんといいます。

手術により病変部分を取り除くため、原因療法となります。

 

選択肢4. 輸血療法の後に、交差適合試験が実施される。

(×) 輸血療法の前に、交差適合試験が実施されます。

 

不規則抗体による抗原抗体反応を避けるため、必ず輸血療法の前に交差適合試験が実施されます。

 

 

選択肢5. 生体腎移植は、わが国では禁止されている。

(×) 生体腎移植は、わが国では行われています。

 

日本では、肺・肝臓・腎臓・所長の生体移植が行われています。

参考になった数0