管理栄養士 過去問
第38回
問120 (午後の部 問23)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

管理栄養士試験 第38回 問120(午後の部 問23) (訂正依頼・報告はこちら)

口内炎を繰り返す患者である。ビタミンB2欠乏が疑われ、医師より栄養食事指導の依頼があった。ビタミンB2を多く含む食品・料理である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
  • 蒸しじゃがいも1個(可食部100g)
  • 調整豆乳1杯(200g)
  • キャベツ油いため1皿(100g)
  • キウイフルーツ1個(可食部100g)
  • 牛乳1杯(200g)

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

ビタミンB2を多く含む食品や料理について、簡単に調べる方法としては、食品成分表を活用して、1回あたりの使用量を考慮し復習することが重要です。

選択肢1. 蒸しじゃがいも1個(可食部100g)

不適当です。

 

じゃがいもは、ビタミンCが豊富な食品です。

選択肢2. 調整豆乳1杯(200g)

不適当です。

 

調整豆乳は、豆類を用いているので、豆の栄養成分であるビタミンB1が豊富です。

選択肢3. キャベツ油いため1皿(100g)

不適当です。

 

キャベツは、ビタミンCや食物繊維の量が豊富に含まれています。

選択肢4. キウイフルーツ1個(可食部100g)

不適当です。

 

ビタミンCや葉酸が豊富に含まれている果物です。

選択肢5. 牛乳1杯(200g)

最も適当です。

 

ビタミンB2は動物性食品に多く含まれているので、牛乳が適切です。

参考になった数40

02

ビタミンB2は発育促進に重要な役割を果たし、皮膚、髪、爪などの細胞の再生に関与しています。

ビタミンB2欠乏で口内炎の発症となる場合もあり、この問題では食品の栄養について、理解しておく必要があります。

選択肢1. 蒸しじゃがいも1個(可食部100g)

不正解です。

蒸しじゃがいもにはビタミンCとビタミンB6、カリウムなどが多く含まれています。

選択肢2. 調整豆乳1杯(200g)

不正解です。

調整豆乳にはビタミンE、ビタミンB1が比較的多く含まれています。

選択肢3. キャベツ油いため1皿(100g)

不正解です。

キャベツ油いためにはビタミンCが比較的多く含まれています。

選択肢4. キウイフルーツ1個(可食部100g)

不正解です。

キウイフルーツにはビタミンCが比較的多く含まれています。

選択肢5. 牛乳1杯(200g)

正解です。

牛乳1杯(200g)には約0.40mgのビタミンB2が含まれています。

その他、レバーやうなぎ、卵、肉類、魚類、アーモンドなどにも多く含まれます。

参考になった数7

03

食品栄養成分表には、ビタミンの含有量が記載されています。

ビタミンB2栄養素を代謝するための補酵素としての働きを持ち、特にエネルギー産生に重要な役割を担います皮膚・粘膜の健康維持、抗酸化作用にも関わっており、欠乏で口内炎等の炎症が起こりやすくなります。

ビタミンB2を多く含む食品の例に、牛乳・卵・納豆・うなぎ・レバー等があります。

選択肢1. 蒸しじゃがいも1個(可食部100g)

✕ 不正解です。

じゃがいもに多く含まれるビタミンはビタミンCです。ビタミンB群も含まれますが、含有量は選択肢中では最多ではありません。

選択肢2. 調整豆乳1杯(200g)

✕ 不正解です。

豆乳に多く含まれるビタミンはビタミンB群・E・葉酸・パントテン酸等です。ビタミンB群も含まれますが、含有量は選択肢中では最多ではありません。

選択肢3. キャベツ油いため1皿(100g)

✕ 不正解です。

キャベツに多く含まれるビタミンはビタミンC・Uです。ビタミンB群も含まれますが、含有量は選択肢中では最多ではありません。

ビタミンB2は脂質代謝を助けるため、油いためで摂取するのは良い方法と言えます。

選択肢4. キウイフルーツ1個(可食部100g)

✕ 不正解です。

キウイに多く含まれるビタミンはビタミンC・K・E・葉酸等です。

選択肢5. 牛乳1杯(200g)

○ 正解です。

牛乳に多く含まれるビタミンはビタミンB群・A・Dです。選択肢中では最も多くビタミンB2を含みます。

参考になった数0