管理栄養士 過去問
第38回
問130 (午後の部 問33)
問題文
40歳、女性。腹膜透析患者。BMI 22.0kg/m2、標準体重50kg。腹膜吸収グルコースのエネルギー量は、300kcal/日。この患者の食事における目標栄養量の組合せである。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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問題
管理栄養士試験 第38回 問130(午後の部 問33) (訂正依頼・報告はこちら)
40歳、女性。腹膜透析患者。BMI 22.0kg/m2、標準体重50kg。腹膜吸収グルコースのエネルギー量は、300kcal/日。この患者の食事における目標栄養量の組合せである。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- エネルギー:1,400kcal/日 たんぱく質:30g/日
- エネルギー:1,400kcal/日 たんぱく質:50g/日
- エネルギー:1,700kcal/日 たんぱく質:30g/日
- エネルギー:1,700kcal/日 たんぱく質:50g/日
- エネルギー:1,700kcal/日 たんぱく質:70g/日
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この過去問の解説 (3件)
01
腹膜透析は患者自身の腹膜の血流を介して腎不全の血液浄化を行う方法です。
エネルギー量は30~35kcal/kg標準体重/日を目安とし、透析液からのエネルギー分は差し引きます。
たんぱく質量は0.9~1.2g/kg標準体重/日を目安とします。
この患者の必要エネルギー量は
30~35kcal×50kg=1500kcal~1750kcal
腹膜吸収グルコースエネルギー量300kcalを差し引くと、
1200kcal~1450kcalとなります。
たんぱく質量は
0.9~1.2g×50kg=45g~60g
となります。
冒頭解説より不正解です。
冒頭解説より正解です。
冒頭解説より不正解です。
冒頭解説より不正解です。
冒頭解説より不正解です。
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02
ガイドラインより、
・エネルギー摂取量は体重1kgあたり30-35kcal
(腹膜吸収グルコース分のエネルギー量を除く)
・たんぱく質量は、体重1kgあたり0.9-1.2g程度
不適当です。
たんぱく質の摂取量が少なすぎます。
最も適当です。
ガイドラインに当てはまる栄養摂取量の範囲内です。
不適当です。
たんぱく質の摂取量が少なすぎます。
エネルギー摂取量に関しては、腹膜吸収グルコース分があるので、やや多いので不適当です。
不適当です。
たんぱく質の摂取量は適正なのですが、エネルギー摂取量に関しては、腹膜吸収グルコース分があるので、やや多いので不適当です。
不適当です。
たんぱく質の摂取量がやや多く、エネルギー摂取量に関しては、腹膜吸収グルコース分があるので不適当です。
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03
腹膜透析とは腹腔内に透析液を注入し、自身の腹膜を介して血液中の老廃物や過剰な体水分を透析液に移動させ、血液を浄化する方法です。
透析液中にはブドウ糖が含まれており、これが腹膜を介して体内に吸収されるため、エネルギー摂取量を設定する際には考慮する必要性があります。
腹膜透析の栄養管理は、「腹膜透析ガイドライン2019」より
エネルギー:30~35kcal/kg/day(DM合併の場合30~32kcal/kg/day)
たんぱく質:0.9~1.2g/kg/day
食塩:0.15/kg/day(7.5/day上限)
とします。
設問での腹膜透析吸収グルコースは300kcal/日とのことを考慮し計算すると、
エネルギー:50kg×30~35kcal=1,500~1,750kcal
1,500~1,750kcal - 300kcal=1,200~1,450kcal/日
たんぱく質:50kg×0.9~1.2g=45~60g/日
とします。
✕ 不正解です。
○ 正解です。
✕ 不正解です。
✕ 不正解です。
✕ 不正解です。
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