管理栄養士の過去問
第38回
午後の部 問40

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問題

第38回 管理栄養士国家試験 午後の部 問40 (訂正依頼・報告はこちら)

ヘルスプロモーションに関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
  • 国際栄養会議で初めて提唱された。
  • 人々が主体的に健康をコントロールするプロセスをいう。
  • ヘルスプロモーションの概念は、健康日本21の基盤となっている。
  • 戦略の1つとして、アドボカシー(唱道)がある。
  • アプローチの1つとして、地域活動の強化が含まれる。

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この過去問の解説 (2件)

01

ヘルスプロモーションとは、世界保健機関によって

「人々が自らの健康とその決定要因をコントロールし改善できるようにするプロセス」と定義されています。

 

このプロセスを進めていくためには、健康教育により

「知識、価値観、スキルなどの資質や能力」を身につけることが重要となります。

選択肢1. 国際栄養会議で初めて提唱された。

誤っているので、こちらが正答です。

 

ヘルスプロモーションは、1986年、WHO がカナダのオタワで開催した、第1回ヘルスプロモーション会議の中で示された新しい考え方です。

選択肢2. 人々が主体的に健康をコントロールするプロセスをいう。

正しい内容です。

 

「人々が自らの健康をコントロールし、改善できるようにするプロセスである」と定義されています。

選択肢3. ヘルスプロモーションの概念は、健康日本21の基盤となっている。

正しい内容です。

 

健康日本21の基盤となっています。

全ての政策において、ヘルスプロモーションの視点が非常に必要であり、ヘルスプロモーションの視点から見直すことが望ましいとされています。

選択肢4. 戦略の1つとして、アドボカシー(唱道)がある。

正しい内容です。

 

活動を成功させるための5つの戦略として、次の5項目を挙げています。

 

唱道(advocate)

投資(invest)

能力形成(build capacity)

規制と法制定(regulate and legislate)

パートナーと同盟(partner and Build alliance)

選択肢5. アプローチの1つとして、地域活動の強化が含まれる。

正しい内容です。

 

その他にも

 

 ・ヘルスサービスの方向転換

 ・個人技術の開発

 ・健康を支援する環境づくり

 ・健康的な公共政策づくり

 

などがあります。

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02

ヘルスプロモーションとは世界保健機関によって

「人々が自らの健康とその決定要因をコントロールし改善できるようにするプロセス」と定義されています。

選択肢1. 国際栄養会議で初めて提唱された。

誤りの文章です。

誤っているものを選ぶ問題のため、正解となります。

 

ヘルスプロモーションはWHO(世界保健機関)が1986年のオタワ憲章で提唱されました。

選択肢2. 人々が主体的に健康をコントロールするプロセスをいう。

正しい文章です。

「人々が自らの健康とその決定要因をコントロールし改善できるようにするプロセス」と定義されています。

選択肢3. ヘルスプロモーションの概念は、健康日本21の基盤となっている。

正しい文章です。

 

選択肢4. 戦略の1つとして、アドボカシー(唱道)がある。

正しい文章です。

 

他に5つのプロセスとして

・投資(invest)

・能力形成(build capacity)

・規制と法制定(regulate and legislate)

・パートナーと同盟(partner and Build alliance)の項目があります。

選択肢5. アプローチの1つとして、地域活動の強化が含まれる。

正しい文章です。

 

目標実現のための活動方法として他に、

・健康な公共政策づくり

・健康を支援する環境づくり

・個人技術の開発

・ヘルスサービスの方向転換

を掲げています。

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