管理栄養士の過去問
第38回
午後の部 問47

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問題

第38回 管理栄養士国家試験 午後の部 問47 (訂正依頼・報告はこちら)

食事バランスガイドに関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
  • 厚生労働省と文部科学省が合同で策定した。
  • 対象者の性別、年齢、身体活動レベルによって、摂取の目安「つ(SV)」数が異なる。
  • 「つ(SV)」は、80kcalを基準としている。
  • 主食、副菜、主菜、汁物、果物の5つの料理区分で構成されている。
  • コマの軸は、菓子・嗜好飲料を示している。

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この過去問の解説 (2件)

01

「食事バランスガイド」は、望ましい食生活についてのメッセージを示した「食生活指針」を具体的な行動に結びつけるものとして、1日に「何を」「どれだけ」食べたらよいかの目安を分かりやすくイラストで示したものです。

選択肢1. 厚生労働省と文部科学省が合同で策定した。

不適当です。

 

食事バランスガイドは、平成17年6月に、厚生労働省と農林水産省が策定しました。

選択肢2. 対象者の性別、年齢、身体活動レベルによって、摂取の目安「つ(SV)」数が異なる。

最も適当です。

 

対象者によって、SV数は異なります。

 

選択肢3. 「つ(SV)」は、80kcalを基準としている。

不適当です。

 

1SVは、炭水化物含有量が約40g、たんぱく質は約6gでカウントされています。

選択肢4. 主食、副菜、主菜、汁物、果物の5つの料理区分で構成されている。

不適当です。

 

主食、副菜、主菜、牛乳・乳製品、果物の5つで構成されています。

選択肢5. コマの軸は、菓子・嗜好飲料を示している。

不適当です。

 

コマの軸は、水やお茶を示しています。

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02

食事バランスガイドでは料理から栄養バランス見直すことができます。

特徴について理解しておきましょう。

選択肢1. 厚生労働省と文部科学省が合同で策定した。

不正解です。

 

厚生労働省と農林水産省が合同で策定しました。

選択肢2. 対象者の性別、年齢、身体活動レベルによって、摂取の目安「つ(SV)」数が異なる。

正解です。

 

食事バランスガイドの摂取の目安「つ [SV]」は、対象者の性別、

年齢(6~9才、10~11才、12~17才、18~69才、70歳以上)、

身体活動レベル(低い、普通以上)によって異なっています。

選択肢3. 「つ(SV)」は、80kcalを基準としている。

不正解です。

 

「つ(SV)」は、80kcalを基準としていません。

1つ(SV)の基準は次のようになっています。

主食:穀物に由来する炭水化物約40g

副菜:主材料の重量約70g

主菜:主材料に由来するたんぱく質約6g

牛乳・乳製品:牛乳・乳製品に由来するカルシウム約100mg

果物:果物の重量約100g

 

80kcalを基準としているものには糖尿病の食事療法で用いられる食品交換表があります。

選択肢4. 主食、副菜、主菜、汁物、果物の5つの料理区分で構成されている。

不正解です。

 

主食、副菜、主菜、牛乳・乳製品、果物の5つの料理区分で構成されています。

 

選択肢5. コマの軸は、菓子・嗜好飲料を示している。

不正解です。

 

コマの軸は、水・お茶を示しています。

菓子・嗜好飲料を示しているものはコマをまわすヒモです。

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