管理栄養士の過去問
第38回
午後の部 問48

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問題

第38回 管理栄養士国家試験 午後の部 問48 (訂正依頼・報告はこちら)

公衆栄養活動に関係する国際的な取組に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
  • 東京栄養サミット2021では、栄養不良の二重負荷を踏まえた議論が行われた。
  • 「栄養に関する行動の10年」は、2021年に開始された。
  • NCDsの予防と対策のためのグローバル戦略は、国連食糧農業機関(FAO)が策定した。
  • Global Nutrition Targets 2025は、国連世界食糧計画(WFP)が設定した。
  • ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)とは、先進医療を推進することをいう。

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この過去問の解説 (2件)

01

日本だけではなく、国際的な公衆栄養活動に関する取り組みについても、しっかり復習しましょう。

選択肢1. 東京栄養サミット2021では、栄養不良の二重負荷を踏まえた議論が行われた。

最も適当です。

 

東京栄養サミット2021では、栄養不良の二重負荷を踏まえた活発な議論が行われました。

選択肢2. 「栄養に関する行動の10年」は、2021年に開始された。

不適当です。

 

栄養に関する行動の10年は、2016年から2025年までの9年間で、栄養失調を解決するために必要な6つの行動分野が示されています。

選択肢3. NCDsの予防と対策のためのグローバル戦略は、国連食糧農業機関(FAO)が策定した。

不適当です。

 

国連食糧農業機関(FAO)ではなく、世界保健機関(WHO)が策定しました。

選択肢4. Global Nutrition Targets 2025は、国連世界食糧計画(WFP)が設定した。

不適当です。

 

国連世界食糧計画(WFP)ではなく、世界保健機関(WHO)が設定しました。

選択肢5. ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)とは、先進医療を推進することをいう。

不適当です。

 

先進医療を推進することではなく、誰もがどこでもお金に困ることなく、必要な質の高いプライマリーヘルスケアを受けられる状態を目指しています。

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02

最新の国際的な取り組みについて頭に入れておきましょう。

選択肢1. 東京栄養サミット2021では、栄養不良の二重負荷を踏まえた議論が行われた。

正解です。

 

東京栄養サミット2021では、国際的な栄養課題への取組の推進を目的としています。

栄養不良の二重負荷とは、過栄養と低栄養が混在していることです。

選択肢2. 「栄養に関する行動の10年」は、2021年に開始された。

不正解です。

「栄養に関する行動の10年」は、2016年に開始されました。

 

国連総会で採択され、2016年~2025年までの9年間で栄養失調を解決し

全世界全ての人がより健康で持続可能な食事にアクセスできるようにすることを目的としています。

選択肢3. NCDsの予防と対策のためのグローバル戦略は、国連食糧農業機関(FAO)が策定した。

不正解です。

NCDsの予防と対策のためのグローバル戦略は、世界保健機関(WHO)が策定しました。

 

生活習慣の改善により予防可能な疾患を「非感染性疾患(NCDs)」としており、

循環器疾患・がん・糖尿病・慢性呼吸器疾患が含まれます。

選択肢4. Global Nutrition Targets 2025は、国連世界食糧計画(WFP)が設定した。

不正解です。

Global Nutrition Targets 2025は、世界保健総会(WHA)が設定しました。

 

選択肢5. ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)とは、先進医療を推進することをいう。

不正解です。

ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)とは、

すべての人が、適切な健康増進、予防、治療、機能回復に関するサービスを、支払い可能な費用で受けられる

ことを言います。

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