管理栄養士の過去問
第38回
午後の部 問50

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問題

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この過去問の解説 (2件)

01

食物摂取頻度調査は、調査方法の種類もたくさんあります。

それぞれ、どのようなメリットデメリットがあるのかどうかなど、しっかり要点をおさえておきましょう。

選択肢1. 対象者の記憶に依存する。

最も適当です。

 

対象者の記憶に依存される調査法です。

選択肢2. 地域住民を対象とした調査では、食事記録法(秤量法)に比べて、対象者の負担が大きい。

不適当です。

 

習慣的な食事摂取量を把握しやすく、比較的、対象者の負担は少なく、疫学調査など多くの人を対象とする研究で広く使用されています。

選択肢3. 他の食事調査法の精度を評価する際の基準に用いられる。

不適当です。

 

他の食事調査法の制度を評価する際の基準とはなりません。

基準となるのは、誤差が独立すると考えられている、秤量法に基づく推定摂取量です。

選択肢4. 食品リストは、寄与率が低い食品で構成される。

不適当です。

 

食品のリストは、寄与率が高い食品等で構成されています。

選択肢5. 妥当性は、一定期間を空けた後に同じ対象者に同じ調査をすることで検証できる。

不適当です。

 

妥当性を検証するためには、調査期間に準じた習慣的な食事の実測値と、この調査での推定摂取量と比較することで検証することができます。

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02

食物摂取頻度調査法とは、一定期間内の日常的な食品の摂取頻度を推定する方法です。

選択肢1. 対象者の記憶に依存する。

正解です。

 

通常食物摂取頻度質問票を用いて、対象者が回答を記入するため

対象者の記憶に依存します。

選択肢2. 地域住民を対象とした調査では、食事記録法(秤量法)に比べて、対象者の負担が大きい。

不正解です。

地域住民を対象とした調査では、食事記録法(秤量法)に比べて、対象者の負担は小さいです。

 

食事記録法(秤量法)は摂取した食品の重量を量り、記録をする必要があります。

食物摂取頻度調査票は一定の食品について、食品の摂取頻度や1回量を回答します。

よって、食事記録法と比べて対象者の負担は小さいと考えられます。

選択肢3. 他の食事調査法の精度を評価する際の基準に用いられる。

不正解です。

他の食事調査法の精度を評価する際の基準に用いられません。

 

基準に用いられるのは、

エネルギー摂取量:二重標識水法

タンパク質・カリウム・ナトリウム摂取量:24時間尿中排泄量

その他の栄養素には複数日の食事記録法(秤量法)などが用いられています

選択肢4. 食品リストは、寄与率が低い食品で構成される。

不正解です

食品リストは、寄与率が高い食品で構成されます。

 

寄与率とはデータ全体の変化に対して、

どの要素がどれだけ関わっているかを表したものです。

選択肢5. 妥当性は、一定期間を空けた後に同じ対象者に同じ調査をすることで検証できる。

不正解です。

妥当性は、一定期間を空けた後に同じ対象者に同じ調査をすることでは検証できません。

 

一定期間を空けた後に同じ対象者に同じ調査をすることで検証できるのは、再現性です。

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