管理栄養士の過去問
第38回
午後の部 問72

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問題

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この過去問の解説 (2件)

01

インシデントとは、アクシデントには至らないが、ヒヤリとしたりハッとした経験・事件のことを指します。

これらをインシデントレポートとして記録し管理しておくことで、従業員の意識改善を図り、アクシデントを未然に防ぐために利用されます。

選択肢1. 調理従事者に危害が及んだ事故について記載する。

不適です。

事故が起こってしまっているためインシデントではなくアクシデントに当てはまります。

選択肢2. インシデントの当事者ではなく、施設責任者が作成する。

不適です。

インシデントレポートは原則として発見者、当事者が作成します。

選択肢3. 報告者の責任を問うために活用する。

不適です。

インシデントレポートの作成は、危機管理のPDCA活動に利用してヒューマンエラーの減少、スタッフの資質向上、スキルアップのために利用されます。

選択肢4. 分析結果を調理従事者の研修に活用する。

正しいです。

回収されたインシデントの分析結果から危機管理、安全管理の講習を行ったりスタッフ全体の意識の改善につなげることができます。

選択肢5. 利用者の喫食率を高めるために活用する。

不適です。

インシデントレポートは喫食率には影響を及ぼしません。

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02

インシデントレポートとは、実際の事故には至らなかったものの、ヒヤリ・ハッとした経験・事例を報告書にまとめたものです。

選択肢1. 調理従事者に危害が及んだ事故について記載する。

誤りです。

 

実際に起こった事故について記載するのはアクシデントレポートです。

選択肢2. インシデントの当事者ではなく、施設責任者が作成する。

適した文章ではありません。

 

インシデントレポートの作成は、当事者が作成することもあれば施設責任者が作成することもあり、施設によって異なります。

選択肢3. 報告者の責任を問うために活用する。

誤りです。

 

責任を問うためではなく、危機管理の資料として作成され、事故を未然に防ぐことが主な目的となっています。

選択肢4. 分析結果を調理従事者の研修に活用する。

正しい文章です。

 

事例を調理従事者が把握することで意識の向上を図り、事故を未然に防ぐ危機管理の資料となります。

選択肢5. 利用者の喫食率を高めるために活用する。

不適です。

 

利用者の喫食率を高めることを目的としたものには、利用者アンケートなどがあります。

まとめ

アクシデントレポート、インシデントレポートを分析することで、その改善策がインシデントの再発防止やアクシデントの未然防止につながることが主な目的となっています。

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