管理栄養士の過去問
第38回
午後の部 問73

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問題

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この過去問の解説 (2件)

01

近年災害が多く、また大規模災害の危険性があると考えられていることから出題されやすい分野のひとつです。

実際に必要になる知識でもあるのでしっかりと押さえておきましょう。

選択肢1. 1か所にまとめて保管する。

不適切です。

災害時は多くの場合建物が損傷し、行動範囲がかなり限られます。備蓄食品を1か所にまとめて保管すると、その場所が大きく被害を受けたり、実際に入れなくなってしまう場合も考えられるため、複数の場所に分散して保管するのが望ましいです。

選択肢2. 専用の大型冷蔵庫を準備する。

不適切です。

災害時にはライフラインの寸断が予想されます。そのため備蓄食品は常温で長期間保存可能なものを準備するのが望ましいです。

選択肢3. 1日分を準備する。

不適切です。

2~3日分の食品は準備しておくのが望ましいです。

選択肢4. 要配慮者に対応できる備蓄食品を準備する。

正しいです。

災害時にも食事対応は必要です。離乳食や介護食など様々な食形態に対応した備蓄食品を準備しておきましょう。

選択肢5. 備蓄食品を活用した献立は、災害発生直後に作成する。

不適切です。

災害はいつ行こるかわかりませんし、起こったらその場その場で対応しなければなりません。また災害発生直後は見の安全確保が最優先事項であり献立作成の時間はありません。そのため災害が起こる前からあらかじめ作成しておくのが望ましいです。

まとめ

災害時には家屋破損による行動制限、ライフライン寸断、断水などがおこり得ます。

いずれの状況においても生きていける備蓄を準備する必要があり、それらをどんな状況においても活用できることが重要です。それぞれの災害対応がこの2つの観点から現実的かどうかを検討できるようにしておきましょう。

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02

災害時の備蓄食品は、主に災害時に使用する非常食と日常も災害時にも使用する日常食品に大きく分けられます。

選択肢1. 1か所にまとめて保管する。

不適です。

 

数カ所に分散して保管することでリスクを分散させることができます。

 

選択肢2. 専用の大型冷蔵庫を準備する。

不適です。

 

災害時にはライフラインが遮断される恐れがあるため、常温で長期保存可能な食品を備える必要があります。

選択肢3. 1日分を準備する。

誤りです。

 

備蓄日数は3日分以上とされています。

選択肢4. 要配慮者に対応できる備蓄食品を準備する。

適した文章です。

 

能動流動、傷病者用流動、誤嚥防止補助食品、特定保健用食品、乳児用のミルクなどの準備も必要です。

選択肢5. 備蓄食品を活用した献立は、災害発生直後に作成する。

誤りです。

 

災害発生前(平常時)に備蓄食品を活用した献立を作成しておく必要があります。

まとめ

平常時における災害対策

⚪︎災害時備蓄食料などの整備

 ・備蓄日数3日分以上

 ・災害時用献立の作成

 ・必要備蓄の検討

 ・複数の熱源の確保

 ・保管場所の確保(分散保管が望ましい)

 ・利用計画(普段の給食への利用等)

 ・食料品の種類(能動流動、乳児用ミルク等)

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