管理栄養士の過去問
第38回
午後の部 問101
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問題
第38回 管理栄養士国家試験 午後の部 問101 (訂正依頼・報告はこちら)
K事業所の社員食堂を運営している給食受託会社の管理栄養士である。K事業所の男性社員はデスクワークが1日の大半を占めており、他の事業所より、特に肥満(1度:BMI 25以上30kg/m2未満)の者の割合が高い。これまで社員を対象に様々な栄養情報を提供してきたが、男性社員の健康への関心は薄い。そこで、食環境整備を行うこととした。初めに、K事業所の20~60歳台男性社員の利用率が高い社員食堂において、男性社員(1,100人)のメニューの選択状況を、売上食数から把握した(表)。
表の調査結果から読み取れる、優先して取り組むべき問題である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
表の調査結果から読み取れる、優先して取り組むべき問題である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
- 食塩の摂取量が多い。
- 脂質の摂取量が多い。
- 炭水化物の摂取量が多い。
- たんぱく質の摂取量が多い。
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この過去問の解説 (2件)
01
メニューの選択状況から主な栄養素の過不足を読み解きましょう。
適切とはいえません。
ラーメンや和麺の汁の摂取量までは分からないため確認が必要です。
最も適切とは言えません。
脂質の多いメニューが好まれていますが、最も優先して取り組むべき問題は他にあります。
最も適切です。
メニュー選択の1位ミニカツ丼+和麺、2位カレーライス大盛り、3位カツ丼大盛りと炭水化物の摂取量が多いと考えられます。
不適です。
たんぱく質の摂取量は過剰とは思われません。
丼ものやカレーライスは一般的な定食よりもご飯の量が多く、さらに大盛りにするのが人気ということで、炭水化物の摂取量が多いことが懸念され優先して取り組むべき問題といえます。
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02
表からランキングを明確にしましょう。
1位:ミニカツ丼+ラーメン
2位:カレーライス+ごはん大盛(+100g)
3位:和麺
4位:かつ丼+ごはん大盛(+100g)
5位:定食
ここから、肥満者が多い事業所にて優先して取り組むべき課題を検討しましょう。
不適です。
食塩の摂取量が多いことは予測できますが、肥満が多い事業所で最優先すべき課題ではありません。
不適です。
比較的脂質が多いメニューがランクインしていますが、最も優先すべき課題ではありません。
正しいです。
1位、2位、4位は炭水化物2つというランキングになっており、最も優先すべき課題です。
不適切です。
たんぱく質の摂取量が多いとはいえません。
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