管理栄養士 過去問
第39回
問89 (午前の部 問89)

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問題

管理栄養士試験 第39回 問89(午前の部 問89) (訂正依頼・報告はこちら)

新生児期・乳児期の生理的特徴に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
  • 乳児の体重に対する細胞外液量の割合は、成人と比べて低い。
  • 生理的体重減少は、生後1か月頃に出現する。
  • 唾液中のアミラーゼ活性は、離乳食の開始により低下する。
  • 吸啜反応は、頬や口唇に触れた刺激に対して、その方向に顔を向け口を開く反射である。
  • 新生児の最大尿濃縮能は、成人と比べて低い。

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この過去問の解説 (1件)

01

新生児期・乳児期ではまだまだ生理機能が未発達で、成長に伴う過程で徐々に発達していきます。

各成長過程に合わせた対応をしていくことで、順調な発達をサポートすることができます。

選択肢1. 乳児の体重に対する細胞外液量の割合は、成人と比べて低い。

不正解です。

乳児の細胞外液量の割合は約30%で、成人の約20%と比較し大きくなります。

選択肢2. 生理的体重減少は、生後1か月頃に出現する。

不正解です。

生理的体重減少とは生後数日で一時的に体重が減少することをいい、生後2-3日頃がピークで約5〜10%減少するとされています。

選択肢3. 唾液中のアミラーゼ活性は、離乳食の開始により低下する。

不正解です。

アミラーゼ活性は、離乳食の開始により増加します。

選択肢4. 吸啜反応は、頬や口唇に触れた刺激に対して、その方向に顔を向け口を開く反射である。

不正解です。

吸啜反応とは、口唇や口腔粘膜に触れた刺激で、下と唇を使って吸引する反射のことをいいます。

選択肢5. 新生児の最大尿濃縮能は、成人と比べて低い。

正解です。

新生児期の糸球体濾過量(GFR)は成人の約1/6程度と言われています。

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