管理栄養士 過去問
第39回
問105 (午後の部 問8)
問題文
K大学では一人暮らしの1年生に対して、5月の連休明けに、自宅での食事作りをサポートすることになった。参加者のグループダイナミクスが期待できる取組として、最も適切なのはどれか。1つ選べ。
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問題
管理栄養士試験 第39回 問105(午後の部 問8) (訂正依頼・報告はこちら)
K大学では一人暮らしの1年生に対して、5月の連休明けに、自宅での食事作りをサポートすることになった。参加者のグループダイナミクスが期待できる取組として、最も適切なのはどれか。1つ選べ。
- 自宅で食事を作るようになった先輩の話をかせた上で、各自の感想をオンラインフォームに入力してもらう。
- 各自で、自宅での食事作りの目標を設定してもらう。
- 食事作りの悩みや苦労していることについて、グループに分かれて話し合ってもらう。
- グループに分かれて、インターネットで簡単そうなレシピを探してもらう。
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この過去問の解説 (2件)
01
グループダイナミクスとは集団心理学の1つになります。
集団とその中に属する個人が互いに及ぼす影響とその関係性に関する考え方です。
栄養学ではグループダイナミクスを用いることで栄養教育の効率化が図れます。
集団で栄養に関する情報を共有することで理解を促進し、相互に刺激し合うことで行動変容に繋がることが期待できます。
不正解。
先輩からの話を聞く段階では個人→集団への影響が期待できますが、その後に各自の感想を入力するだけでは集団→個人への影響と、個人→集団への影響のどちらも期待できません。
不正解。
各自で目標を設定するだけでは個人から集団への影響が期待できません。
正解。
一人一人の悩みについて話し合うことで問題を共有し、解決策を話し合えます。
その過程で相談した本人だけでなく、集団全体にも考えや行動の変化が生じることを期待できます。
不正解。
グループ活動をするだけでは集団-個人の相互作用を期待できません。
グループダイナミクスでは集団-個人の相互作用について考えることが大切です。
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02
グループダイナミクスとは、ある集団の中で個人と集団がお互いに影響し合う関係性のことを指します。
この設問では個人から集団へ、もしくは集団から個人へと、相互に影響を及ぼし合っているかどうかがポイントとなります。
各自の感想をオンラインフォームに入力するのみでは集団への影響はないため、グループダイナミクスは期待できません。よって不正解です。
各自での目標設定のみでは集団への影響はないため、グループダイナミクスは期待できません。よって不正解です。
食事作りの悩みや苦労(=個人の課題)をグループで話し合うことで、他者と共有ができます。これによって、共有を受けた側の考えや行動が変化するかもしれない相互作用が生まれます。よってグループダイナミクスが期待できる取組と言えるため、正解です。
グループでの行動による個人への影響がありませんので、グループダイナミクスの期待とは言えません。よって不正解です。
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