管理業務主任者の過去問 平成30年度(2018年) 問14
この過去問の解説 (3件)
会計年度より3月31日が決算日となります。
設問では3月分の仕訳の解答を求めています。
取引内容より3月分の電話料および電気料は4月に届いた請求書に基づいて4月30日に支払っているため、3月末時点では債務(負債)として残っている状態ですので、
貸方:未払金勘定
を使用します。
この段階で【1】と【4】は不適切です。
選択肢は【2】と【3】の二択に絞られますが、4月に支払った5月分の費用については3月分の仕訳には影響しません。
ほかには、委託業務費という費用勘定が取引内容に関連しないことに加えて貸方に登場することはありません。
従いまして【3】は不適切です。
いわゆる仕訳の問題です。仕訳は毎年出題されるので覚えておく必要があります。
こういう問題については,テキストを読んで,過去問で練習しておけば感覚が磨かれますので,それくらいでいいです。
すでに過ぎた分について払っていなければ未払計上して,未払金を減少する処理をする点や,まだ期日が未到来のものについて支払っていれば,前払金として計上する点をおさえれば十分と思います。
不適切です。
3月分の通信費・水道光熱費を翌月の平成30年4月30日に支払っていますので,普通預金の減少で処理している点が誤りです。
適切です。
3月分の通信費・水道光熱費を未払計上していますので,正しいです。
不適切です。
3月分の通信費・水道光熱費の未払計上は正しいです。
しかし,5月分の委託業務費・管理事務室用コピー機リース料を前払金に振り替えている点が誤りです。
不適切です。
すでに到来している3月分については,前払金計上,5月分については,未払金計上して分けて仕訳をすべきなのに,一緒にしている点で誤りです。
設問で問われる各項目の発生時期と処理する時点の月の前後関係を把握して処理しましょう。
この問題は、管理組合の会計に関する平成30年3月分の仕訳処理について、最も適切なものを選択する内容です。
請求書の内訳に基づいて、管理組合が行うべき会計処理について問われています。
不適切
解説:支払った3月分の通信費と電気料は、未払金として仕訳すべきです。
普通預金からの支払いではなく、債務(未払金)の記録が必要です。
適切
解説:3月分の通信費と電気料は、4月に支払われたため、3月末時点では未払金として計上するのが適切です。
不適切
解説:5月分の委託業務費とコピー機リース料は3月分の仕訳に影響しないため、この選択肢は不適切です。
不適切
解説:支払われた3月分の通信費と電気料は、未払金として仕訳するのが適切であり、普通預金からの直接支払いとして処理するのは不適切です。
会計処理においては、取引の発生時期と支払時期を正確に把握することが重要です。
3月分の通信費と電気料は、4月に支払われたため、3月末時点では未払金として仕訳する必要があります。
また、未来の月の費用(5月分)については、3月分の仕訳には影響しません。
適切な仕訳は、実際の取引の時点に基づいて行われるべきです。
解説が空白の場合は、広告ブロック機能を無効にしてください。
また、広告右上の×ボタンを押すと広告の設定が変更できます。