管理業務主任者 過去問
令和4年度(2022年)
問43

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問題

管理業務主任者試験 令和4年度(2022年) 問43 (訂正依頼・報告はこちら)

次の記述のうち、国土交通省が公表している分譲マンションに関する統計・データ等によれば、最も適切なものはどれか。
  • 令和2年末時点における分譲マンションストック総数は、900万戸を超えている。
  • 分譲マンションストック総数は、昭和43年以降増加傾向であったが、令和元年をピークに減少に転じている。
  • 令和2年末時点における築40年超の分譲マンション戸数は100万戸を超えており、令和12年末には200万戸、令和22年末には400万戸を超える見込みとなっている。
  • 建替えが行われたマンションの件数は、令和3年4月1日時点の累計で、100件未満である。

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この過去問の解説 (1件)

01

統計に関する問題です。

選択肢1. 令和2年末時点における分譲マンションストック総数は、900万戸を超えている。

不適切。令和2年末時点における分譲マンションストック総数は、675.3万戸です。

なお、令和5年住宅・土地統計調査住宅数概数集計(速報集計)結果(令和6年4月公表)によれば、令和5年10月1日現在における賃貸・売却用及び二次的住宅(別荘など)を含む空家は、900万戸に達しています。

選択肢2. 分譲マンションストック総数は、昭和43年以降増加傾向であったが、令和元年をピークに減少に転じている。

不適切。分譲マンションストック総数は、昭和43年以降増加し続けており、令和元年をピークに減少に転じているわけではありません。

 

たしかに、コロナ禍の影響で消費が冷え込んだ印象はありますが、富裕層へのダメージは比較的小さかったと言われています。

株式→不動産投資に乗り換えたり、おうち時間を充実させるためによりよい住まいを購入したりと、様々な要因により不動産取引は堅調だったといえます。

選択肢3. 令和2年末時点における築40年超の分譲マンション戸数は100万戸を超えており、令和12年末には200万戸、令和22年末には400万戸を超える見込みとなっている。

適切。本肢の通りです。

40年前といえばバブル期真っ只中で、その辺りから分譲マンションは急速に増えてきました。

40年かけて100万戸、50年で200万戸、30年で400万戸を超える見込みとなっています。

選択肢4. 建替えが行われたマンションの件数は、令和3年4月1日時点の累計で、100件未満である。

不適切。建替えが行われたマンションの件数は、令和3年4月1日時点の累計で、263件でした。

別肢で解説した通り、築40年超の分譲マンション戸数の増加状況を踏まえると、非常に少ない件数であり、早急な対策が求められています。

まとめ

統計は近年頻出論点となっていますが、宅建より基礎的かつ重要な数値や傾向について問われています。

マンション管理業界に身を置くのであれば、常日頃からニュース等にアンテナを張りましょう。

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