1級管工事施工管理技士の過去問
平成29年度(2017年)
問題A 問10

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この過去問の解説 (3件)

01

正解 4

1 配管のフランジ接合部など、金属と金属あるいは、金属と非金属の合わさったすきま部が腐食することをすきま腐食といいます。

2 pH6.5程度の微酸性の水では、中性の水と比較して高い腐食速度をしめします。

3 開放系配管における炭素鋼の腐食速度は、水温の上昇とともに80℃位までは増加するが、ある一定の水温以上になると腐食速度は減少します。

4  水中でイオン化傾向が異なる金属を接触させた場合、イオン化傾向が大きい金属の方が腐食しやすくなります。

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02

金属材料の腐食に関する問題です。

選択肢1. 配管のフランジ接合部など、金属と金属、あるいは、金属と非金属の合わさったすきま部が優先的に腐食される現象をすきま腐食という。

適当です。

金属材料の腐食の内、「すきま腐食」に関して述べています。

配管のフランジ接合部など、金属と金属、あるいは、金属と非金属の合わさったすきま部が優先的に腐食される現象をいいます。

選択肢2. 水中における銅管の腐食は、pH6.5程度の微酸性の水では、中性の水と比較して高い腐食速度を示す。

適当です。

pH値は14段階であらわされ、7が中性で、1~6を酸性、8~14がアルカリ性となります。

本文とおり、水中における銅管の腐食は、pH6.5程度の微酸性の水では、中性の水と比較して高い腐食速度を示します。

選択肢3. 開放系配管における炭素鋼の腐食速度は、水温の上昇とともに80℃位までは増加する。

適当です。

開放系配管における炭素鋼の腐食速度に関して、水温の上昇とともに80℃位までは増加傾向にあります。

選択肢4. 水中でイオン化傾向が異なる金属を接触させた場合、イオン化傾向が小さい金属の方が腐食しやすい。

適当ではありません。

水中でイオン化傾向が異なる金属を接触させた場合は、イオン化傾向が「大きい」金属の方が腐食しやすくなります。

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03

1.設問の通りです。


2.設問の通りです。

 pH6.5程度の微酸性であっても、中性の水と比較した場合には腐食速度は速くなります。 


3.設問の通りです。

 開放系配管における炭素鋼の腐食速度は、水温の上昇とともに速くなりますが、80℃付近が最大となり、それ以上の温度では低下します。

 
4.誤りです。

 イオン化傾向が大きい金属から先に腐食していきます。 

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