1級管工事施工管理技士の過去問
平成29年度(2017年)
問題A 問14

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問題

1級 管工事施工管理技術検定試験 平成29年度(2017年) 学科試験 問題A 問14 (訂正依頼・報告はこちら)

鉄筋コンクリート造の開口部の補強に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 窓などの開口部は、開口部周囲を鉄筋で補強し、隅角部には斜め筋を配置する。
  • 梁貫通孔の径が梁せいの1/5以下のときは、径によらず補強筋を必要としない。
  • 梁貫通孔の外面は、一般的に、柱面から梁せいの1.5倍以上離す。
  • 梁貫通孔は、上下方向では梁せいの中心付近の位置とし、その径の大きさは梁せいの1/3以下とする。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解 2

1 開口には、開口の周囲に補強を施さなければならなりません。

2 梁貫通孔の径が梁せいの1/10以下のときは、径によらず補強筋を必要としませんが、孔の径が150㎜以上となる場合は補強を入れます。

3 梁には力が多く掛かるため、梁貫通孔の外面は、一般的に柱面から梁せいの1.5倍以上離します。

4 上記の通りになります。

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02

鉄筋コンクリート造の「開口部の補強」に関する問題です。

選択肢1. 窓などの開口部は、開口部周囲を鉄筋で補強し、隅角部には斜め筋を配置する。

適当です。

窓などの開口部の補強に関して、開口部周囲を鉄筋で補強し、隅角部には斜め筋を配置します。

選択肢2. 梁貫通孔の径が梁せいの1/5以下のときは、径によらず補強筋を必要としない。

適当ではありません。

これは必ずおさえておきましょう。

開口部の補強を省略できる場合は、梁貫通孔の径が「梁せいの1/10以下」でさらに「150mm未満」の時です。

選択肢3. 梁貫通孔の外面は、一般的に、柱面から梁せいの1.5倍以上離す。

適当です。

これはおさえておいてください。

梁貫通孔の外面は、一般的に、柱面から「梁せいの1.5倍以上」離します。

選択肢4. 梁貫通孔は、上下方向では梁せいの中心付近の位置とし、その径の大きさは梁せいの1/3以下とする。

適当です。

本文のとおり、梁貫通孔は、「上下方向」では「梁せいの中心付近の位置」とし、その径の大きさは「梁せいの1/3以下」とします。

まとめ

この問題の選択肢にでてくる「梁せい」とは、「梁の下面から上面までの高さのこと」をいいます。

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03

1.設問の通りです。

  
2.誤りです。

 梁貫通孔の径が梁せいの1/10以下のときは、原則として補強を必要としません。

 孔径が150mm以上の場合は、補強が必要となります。 


3.設問の通りです。

 構造的に応力が掛かるため、柱面から梁せいの1.5倍以上離す必要があります。


4.設問の通りです。

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