1級管工事施工管理技士の過去問
平成29年度(2017年)
問題A 問20

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問題

1級 管工事施工管理技術検定試験 平成29年度(2017年) 学科試験 問題A 問20 (訂正依頼・報告はこちら)

地域冷暖房に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 建物ごとに熱源機器を設置する必要がないため、建物の床面積の利用率がよくなる。
  • 熱源の集約化により、熱効率の高い機器の採用やエネルギーの有効利用が図れる。
  • 地域冷暖房の採算面においては、一般的に、地域の熱需要密度は小さい方が有利である。
  • 熱源の集約化により、各建物に燃焼機器を設置する場合より、ばい煙の管理が容易である。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解 3

1 熱効率の良い機械の使用などにつながるため床面積の利用率がよくなります。

2 機器の集約化や廃熱利用など様々な点で熱の有効利用が図れます。

3 地域冷暖房の採算面においては、一般的に、地域の熱需要密度は高い方が有利です。

4 上記の通りになります。

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02

1.設問の通りです。


2.設問の通りです。

 排熱の利用など、エネルギーの有効利用が図れます。

 
3.誤りです。

 地域の熱需要密度が大きいほうが有利になります。

 また、需要者側のピーク負荷の発生時刻が重なっていないことが重要です。

 
4.設問の通りです。

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03

地域冷暖房に関する問題です。

選択肢1. 建物ごとに熱源機器を設置する必要がないため、建物の床面積の利用率がよくなる。

問題文の通りです

 

地域冷暖房の使用者としての利点の1つです。

選択肢2. 熱源の集約化により、熱効率の高い機器の採用やエネルギーの有効利用が図れる。

問題文の通りです

 

地域冷暖房の社会的な利点として、エネルギーの有効利用の1つです。

選択肢3. 地域冷暖房の採算面においては、一般的に、地域の熱需要密度は小さい方が有利である。

地域の熱需要密度は小さい方ではなく大きい方が有利です

 

地域冷暖房計画の需要条件の1つとして、熱需要密度 [MW/km2]が高いことです。

消費者が密集していれば、設備費を安価にするために、熱需要密度が高いことが必要とされます。

地域暖房の熱需要密度の成立条件は、23.2 MW/km2 以上です。

また、熱需要密度を、単位地域面積当たりの配管延長や、配管長さ当たりの総熱量で示す成立条件もあります。

選択肢4. 熱源の集約化により、各建物に燃焼機器を設置する場合より、ばい煙の管理が容易である。

問題文の通りです

 

地域冷暖房の社会的利点の1つで、都会の大気汚染防止になることです。

冬季のスモッグの原因は、暖房機からの排煙で公害をなくすには、良質な燃料と管理された燃焼を行い、高度な排煙処理を行うことです。

地域冷暖房は熱源の集中化と発電設備の併設が可能となり、ばい煙の管理が良い条件で行えます。

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