1級管工事施工管理技士の過去問
平成29年度(2017年)
問題A 問42

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問題

1級 管工事施工管理技術検定試験 平成29年度(2017年) 学科試験 問題A 問42 (訂正依頼・報告はこちら)

ダクト及びダクト付属品に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • シーリングディフューザー形吹出口は、中コーンを上げると拡散半径が大きくなる。
  • 排煙ダクトに設ける防火ダンパーには、作動温度が280℃の温度ヒューズを使用する。
  • 防火ダンパーの温度ヒューズの作動温度は、一般系統は72℃、厨房排気系統は120℃とする。
  • 線状吹出口は、風向調整ベーンを動かすことにより吹出し気流方向を変えることができる。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解 1 

1 中コーンを上げると下方向に気流がいき、下げると横方向の気流が広がる。

2 作動温度が280℃の温度ヒューズを使用します。

3 防火ダンパーの温度ヒューズの作動温度は、一般系統は72℃、厨房排気系統は120℃とします。

4 上記の通りになります。

参考になった数45

02

ダクト及びダクト付属品に関する問題です。

選択肢1. シーリングディフューザー形吹出口は、中コーンを上げると拡散半径が大きくなる。

適当ではありません。

この設問は頻出です。必ずおさえておきましょう。

シーリングディフューザー形吹出口は、「中コーンを上げる」と「拡散半径が小さく」なります。

逆に下げれば拡散半径が大きくなるということです。

選択肢2. 排煙ダクトに設ける防火ダンパーには、作動温度が280℃の温度ヒューズを使用する。

適当です。

「排煙ダクト」に設ける防火ダンパーには、「作動温度が280℃」の温度ヒューズを使用します。

作動温度をおさえておいてください。

選択肢3. 防火ダンパーの温度ヒューズの作動温度は、一般系統は72℃、厨房排気系統は120℃とする。

適当です。

「防火ダンパー」の温度ヒューズの作動温度は、「一般系統は72℃」、「厨房排気系統は120℃」とします。

「排煙ダクト」に設ける場合としっかり区別しておきましょう。

選択肢4. 線状吹出口は、風向調整ベーンを動かすことにより吹出し気流方向を変えることができる。

適当です。

線状吹出口は、本文のとおり風向調整ベーンを動かすことにより「吹出し気流方向」を変えることができます。

参考になった数36

03

ダクト及びダクト付属品に関する問題です。

選択肢1. シーリングディフューザー形吹出口は、中コーンを上げると拡散半径が大きくなる。

中コーンを上げると拡散半径大きくならず小さくなります

 

シーリングディフューザー形吹出口は、複数枚のコーンが多層に空気を吹出すため、誘引作用が大きく、空気分布に優れています。

 

中コーンを上方に上げると、気流が垂直方向に吹出すため、拡散半径が小さくなり、暖房用の使用方法です。

中コーンを下方に下げると、気流は水平方向に吹出し、拡散半径が大きくなり、冷房時の使い方です。

選択肢2. 排煙ダクトに設ける防火ダンパーには、作動温度が280℃の温度ヒューズを使用する。

問題文通りです

 

防火ダンパーには温度ヒューズ形が1つの種類で、排煙ダクトに設置時の温度ヒューズの作動温度は、280℃です。

一般形では、72℃、厨房排気ダクトでは120℃です。

選択肢3. 防火ダンパーの温度ヒューズの作動温度は、一般系統は72℃、厨房排気系統は120℃とする。

問題文通りです

選択肢4. 線状吹出口は、風向調整ベーンを動かすことにより吹出し気流方向を変えることができる。

問題文通りです

 

線状吹出口は、風向調整ベーンを動かすことで、吹出し気流方向を180°変化させます。

参考になった数1