1級管工事施工管理技士の過去問
平成29年度(2017年)
問題B 問53

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問題

1級 管工事施工管理技術検定試験 平成29年度(2017年) 学科試験 問題B 問53 (訂正依頼・報告はこちら)

機器の据付けに関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 吸収冷温水機は、脚部の振動の振幅値が小さいため、屋上や中間階設置の場合、防振パッド上に据え付けることが多い。
  • 送風機の防振基礎には、地震による横ずれや、転倒防止のためのストッパーを設ける。
  • 送風機とモーターのプーリーの心出しは、外側面に定規や水糸などを当てて調整する。
  • 真空又は窒素加圧の状態で据え付けられた冷凍機は、機内を大気に開放した後、配管を接続する。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解 4 

1 吸収式は圧縮機が無いため振動が小さく防振パッド上に据え付けることがあります。

2  送風機の防振基礎には、地震による横ずれや、転倒防止のためのストッパーを設けます。

3 上記通りになります。

4 真空又は窒素加圧の状態で据え付けられた冷凍機は、機内を大気に開放してはなりません。配管接続の場合は真空状態に気をつけながらおこないます。

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02

機器の据付けに関する問題です。

選択肢1. 吸収冷温水機は、脚部の振動の振幅値が小さいため、屋上や中間階設置の場合、防振パッド上に据え付けることが多い。

適当です。

本文のとおり、「吸収冷温水機」は脚部の振動の振幅値が小さいので、屋上や中間階設置の場合、防振パッド上に据え付けることが多分にあります。

選択肢2. 送風機の防振基礎には、地震による横ずれや、転倒防止のためのストッパーを設ける。

適当です。

本文のとおり、送風機の防振基礎には地震による横ずれや、転倒防止のためのストッパーを設けます。

選択肢3. 送風機とモーターのプーリーの心出しは、外側面に定規や水糸などを当てて調整する。

適当です。

送風機とモーターのプーリーの心出しは、「外側面」に「定規や水糸などを当てて」調整します。

選択肢4. 真空又は窒素加圧の状態で据え付けられた冷凍機は、機内を大気に開放した後、配管を接続する。

適当ではありません。

「真空又は窒素加圧の状態」で据え付けられた冷凍機なのに、機内を大気に開放してしまったら

真空状態が維持されなくなってしまいます。

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03

機器の据付けに関する問題です。

選択肢1. 吸収冷温水機は、脚部の振動の振幅値が小さいため、屋上や中間階設置の場合、防振パッド上に据え付けることが多い。

問題文の通りです。

 

吸収冷温水機は脚部の振動がほとんどないため、振動対策は不要ですが、中間部分に設置する場合は、周囲の振動を受けやすくなるため、基礎の上に防振パッドを敷いて、その上に機器を設置します。

選択肢2. 送風機の防振基礎には、地震による横ずれや、転倒防止のためのストッパーを設ける。

問題文の通りです。

 

送風機は回転数が遅いことから、防振のために基礎に防振架台を乗せ、その上に送風機を据え付けます。防振架台は、地震などが起ると、横にずれる可能性があるため、耐震ストッパーを防振架台周辺に設置します。

選択肢3. 送風機とモーターのプーリーの心出しは、外側面に定規や水糸などを当てて調整する。

問題文の通りです。

 

送風機はVベルトによって駆動しますが、注意点としてプーリーの心出しがあります。

送風機とモーター側のプーリーの心出しは、外側面に定規を当て、水糸を当てて出入を調整します。

選択肢4. 真空又は窒素加圧の状態で据え付けられた冷凍機は、機内を大気に開放した後、配管を接続する。

真空又は窒素加圧の状態で据え付けられた冷凍機は、機内を大気に開放した後配管を接続するのではなく運転開始までは配管の弁を開放しません

 

密閉形冷凍機が分割搬入されるときは、圧縮機本体は防錆のために真空状態か、窒素加圧状態で搬入されるため、運転開始までは気密を保つように、配管の弁を開放してはなりません。

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