1級管工事施工管理技士の過去問
平成29年度(2017年)
問題B 問58
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問題
1級 管工事施工管理技術検定試験 平成29年度(2017年) 学科試験 問題B 問58 (訂正依頼・報告はこちら)
ダクト及びダクト付属品の施工に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 負圧となるチャンバーに設ける点検口の開閉方向は、原則として、外開きとする。
- 共板フランジ工法のフランジ押さえ金具(クリップなど)の取付けは、ダクト寸法にかかわらず、四隅のボルトの間に1か所とする。
- 長方形ダクトに取り付ける風量測定口は、ダクト辺に200mmから300mmピッチ程度で取り付ける。
- 変風量(VAV)ユニットは、原則として、ユニット入口長辺寸法の2倍以上の長さの直管が上流側にある位置に取り付ける。
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この過去問の解説 (3件)
01
ダクト及びダクト付属品の施工に関する問題です。
適当です。
負圧(引っ張られる)となる場合の点検口の開閉方向は「外開き」とします。
反対に正圧(押される)となる場合の点検口の開閉方向は「内開き」とします。
これにより風圧による点検口の破損や開閉者のケガを防止します。
適当ではありません。
「ダクト寸法にかかわらず」という部分が誤っています。
共板フランジ工法のフランジ押さえ金具(クリップなど)の取付けは、
ダクト長辺が「750mm以下」なら1か所
「750mmをこえ1500mm以下」なら2か所 が正解です。
適当です。
本文のとおり、長方形ダクトに取り付ける風量測定口は、ダクト辺に「200mmから300mm」ピッチ程度で取り付けます。
適当です。
取付位置は気流が「整流」になっているところとするため、「ユニット入口長辺寸法の2倍以上の長さ」の「直管」が「上流側」にある位置とします。
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02
1 負圧の物は外開き、正圧の物は内開きになります。
2 強度をを保つために四隅から200㎜以内のスパンで取り付けます。
3 上記の通りになります。
4 VAVユニットを有する空調は層流の方が望ましいので原則として、ユニット入口長辺寸法の2倍以上の長さの直管が上流側にある位置に取り付けます。
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03
ダクト及びダクト付属品の施工に関する問題です。
正
問題文の通りです。
チャンバーを開閉する向きは内開方向と外開方向があります。向きを決めるのは、周囲とダクト内の圧力との関係で決めることで、正圧ではチャンバーをダクト内側から押す力となり、開閉は内開方向です。
負圧ではチャンバーをダクト内側に引き込む力となり、開閉は外開方向です。
負圧の場合は、チャンバーを開けるときに、圧力で扉が引き込まれるのを防ぎ、また、気密性を高められます。
誤
共板フランジ工法のフランジ押さえ金具は、ダクト寸法によって、四隅のボルトの間に1か所以上とします。
4隅のフランジ押さえの間のフランジから漏れが出る恐れがあるため、ダクトの寸法によって、1か所以上のフランジ押さえ金具でフランジを押さえます。(下図参照)
フランジ押さえ金具が1か所の場合は、2隅の間の中間に入れます。
フランジ押さえ金具が2か所の場合は、2隅の間に均等となるように入れます。
正
問題文の通りです。
風量測定口は気流が安定し整流となる位置に設けます。
取付け位置と個数は、下表によります。
300超え~
700以下
700mm
を超える
(公共建築工事標準仕様書参考)
正
問題文の通りです。
ユニット入口に最低4W程度の直間部を設け、整流部に設置します。
4W程度の直間部が設けられないときは、ベーン付き曲管を設けます。
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