1級管工事施工管理技士の過去問
平成29年度(2017年)
問題B 問57

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問題

1級 管工事施工管理技術検定試験 平成29年度(2017年) 学科試験 問題B 問57 (訂正依頼・報告はこちら)

ダクト及びダクト付属品の施工に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • アングルフランジ工法ダクトの角の継目は、長辺が800mmの長方形ダクトの場合、1か所とする。
  • 共板フランジ工法ダクトのフランジ押さえ金具(クリップなど)は再使用しない。
  • 風量調整ダンパーは、対向翼ダンパーの方が平行翼ダンパーより風量調整機能が優れている。
  • アングルフランジ工法ダクトは、フランジ接続部分の鉄板の折返しを5mm以上とする。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解 1 

1 角の継ぎ目は原則として2カ所になります。
750㎜以下の場合は1カ所以上と示されています。

2 上記の通りになります。

3 風量調整ダンパーは、対向翼ダンパーの方が平行翼ダンパーより風量調整機能が優れています。

4 上記の通りになります。接合した後はシール材で隙間を塞ぎます。

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02

ダクト及びダクト付属品の施工に関する問題です。

選択肢1. アングルフランジ工法ダクトの角の継目は、長辺が800mmの長方形ダクトの場合、1か所とする。

適当ではありません。

アングルフランジ工法ダクトの角の継目に関して、長辺が「750mmを超える」場合、ダクトの強度の保持の為「2か所」となります。

反対に750mm以下なら1か所以上となります。

選択肢2. 共板フランジ工法ダクトのフランジ押さえ金具(クリップなど)は再使用しない。

適当です。

共板フランジ工法ダクトのフランジ押さえ金具は再使用してはいけません。

選択肢3. 風量調整ダンパーは、対向翼ダンパーの方が平行翼ダンパーより風量調整機能が優れている。

適当です。

風量調整ダンパーに関して、「対向翼ダンパー」の方が「平行翼ダンパー」より風量調整機能に優れています。

選択肢4. アングルフランジ工法ダクトは、フランジ接続部分の鉄板の折返しを5mm以上とする。

適当です。

アングルフランジ工法ダクトにおいて、フランジ接続部分の鉄板の折返しは「5mm以上」とします。

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03

ダクト及びダクト付属品の施工に関する問題です。

選択肢1. アングルフランジ工法ダクトの角の継目は、長辺が800mmの長方形ダクトの場合、1か所とする。

長辺が800mmの長方形ダクトの場合、1か所ではなく2か所以上です

 

ダクトの強度保持のため、ダクト角の継ぎ目は2箇所以上とします。

ただし、長辺が750mm以下の場合は1箇所以上とします。

選択肢2. 共板フランジ工法ダクトのフランジ押さえ金具(クリップなど)は再使用しない。

問題文の通りです。

 

共板フランジ工法ダクト工法で、フランジを押さえるクリップには抑える弾力が働きます。

位置度使用したクリップは、フランジを押さえる弾力が残っていないかもしれないため、再使用はしません。

選択肢3. 風量調整ダンパーは、対向翼ダンパーの方が平行翼ダンパーより風量調整機能が優れている。

問題文の通りです。

 

多翼送風機の吐出直後は流れが偏流となっています。

風量調整ダンパ―を設けるときは、ダンパーの羽根で偏流を緩和できるように、ダンパー軸と送風機の羽根の軸が、直角となる対向翼ダンパーとします。

選択肢4. アングルフランジ工法ダクトは、フランジ接続部分の鉄板の折返しを5mm以上とする。

問題文の通りです。

 

フランジ継手とダクト各部は、すき間ができて空気漏れの原因となるために、ダクトの折り返しを 5 mm以上として折り返し不足とならないようにします。

シール材ですき間を塞ぐことも必要です。

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