1級管工事施工管理技士の過去問
平成30年度(2018年)
問題A 問4

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問題

1級 管工事施工管理技術検定試験 平成30年度(2018年) 学科試験 問題A 問4 (訂正依頼・報告はこちら)

流体に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 水の粘性係数は、水温の上昇とともに大きくなる。
  • 水の密度は、1気圧のもとでは4℃付近で最大となる。
  • 液体の自由な表面で、その表面を縮小しようとする性質により表面に働く力を、表面張力という。
  • 一様な流れの中に置いた円柱などの物体の下流側において、交互に発生する渦をカルマン渦という。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解 1 

1 水の粘性は、温度の上昇に伴い低くなります。

2 上記の通りになります。

3 表面張力は毛管現象ともかかわりが深いです。

4 上記の通りになります。

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02

流体に関する問題です。

前半は理科的な問題が必ずでてきます。過去問で行った問題は必ずおさえておきましょう。

選択肢1. 水の粘性係数は、水温の上昇とともに大きくなる。

適当ではありません。

粘性係数は「流体の粘りの強さ」を表していますので、大きくなればなるほどねばねばだという意味だと思ってください。

水温の上昇」とともに「小さく」なります。

選択肢2. 水の密度は、1気圧のもとでは4℃付近で最大となる。

適当です。

水の密度は、1気圧のもとでは4℃付近で最大です。

選択肢3. 液体の自由な表面で、その表面を縮小しようとする性質により表面に働く力を、表面張力という。

適当です。

「表面張力」に関して述べており、本文のとおり、液体の自由な表面でその表面を縮小しようとする性質により表面に働く力をいいます。

選択肢4. 一様な流れの中に置いた円柱などの物体の下流側において、交互に発生する渦をカルマン渦という。

適当です。

カルマン渦に関して述べており、本文のとおり、一様な流れの中に置いた円柱などの物体の下流側において交互に発生する渦をいいます。

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03

流体に関する問題です。

選択肢1. 水の粘性係数は、水温の上昇とともに大きくなる。

水の粘性係数は、水温の上昇とともに、大きくなることはなく減少します

 

流体の摩擦力は、境界面と垂直方向の速度勾配に比例し、この比例係数が粘性係数です。

粘性係数は、粘度とも言い、温度が高くなるに従って減少し、圧力の増加に従い多少増加します。

選択肢2. 水の密度は、1気圧のもとでは4℃付近で最大となる。

問題文の通りです

 

水の密度は、1気圧の元では約4℃(厳密には3.98℃)で最大となり、1000 [kg/m3]です。

選択肢3. 液体の自由な表面で、その表面を縮小しようとする性質により表面に働く力を、表面張力という。

問題文の通りです

 

液体の自由な表面では、液体は液面を縮小しようとする性質があり、液面は弾性膜のような作用が働いて表面に張力が働きます。これが表面張力です。

選択肢4. 一様な流れの中に置いた円柱などの物体の下流側において、交互に発生する渦をカルマン渦という。

問題文の通りです

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