1級管工事施工管理技士の過去問
平成30年度(2018年)
問題A 問17

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問題

1級 管工事施工管理技術検定試験 平成30年度(2018年) 学科試験 問題A 問17 (訂正依頼・報告はこちら)

空気調和機の機内に設ける加湿装置に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 蒸気方式には、電力を利用し装置内で加湿蒸気を発生させるパン型加湿器がある。
  • 気化方式では、加湿後の空気の温度降下は生じない。
  • 気化方式では、加湿前の空気が低温・高湿であるほど加湿量が少なくなる。
  • 水噴霧方式では、加湿水の中に含まれる硬度成分などが機内に放出される。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解 2

1 上記の通りになります。

2 加湿後の空気は温度降下します。

3 気化方式では、加湿前の空気が低温・高湿であるほど加湿量が少なくなります。

4 水分中のカルシウム、シリカなどが蒸気になり機器類に付着することがあります。

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02

空気調和機の機内に設ける「加湿装置」に関する問題です。

選択肢1. 蒸気方式には、電力を利用し装置内で加湿蒸気を発生させるパン型加湿器がある。

加湿方式の中の「蒸気方式」に関して述べています。

加湿方式のメリットとして、①加湿による温度降下がない②不純物が混入しにくい③制御性と応答性に優れる④高湿度設定が可能が挙げられます。

反対にデメリットとして、①ドレン飛散や②加湿吸収距離不足による再凝縮といった点が挙げられます。

選択肢2. 気化方式では、加湿後の空気の温度降下は生じない。

適当ではありません。

加湿方式の中の「気化方式」に関して述べています。

気化方式は水をフィルターに透過させ、ファンの風を当てて水を気化することで加湿する方式ですので、水分の気化蒸発によって空気の温度降下が生じてしまします。

選択肢3. 気化方式では、加湿前の空気が低温・高湿であるほど加湿量が少なくなる。

適当です。

加湿方式の中の「気化方式」に関して述べています。加湿前の空気が低温・高湿であるほど加湿量は少なくなります。

選択肢4. 水噴霧方式では、加湿水の中に含まれる硬度成分などが機内に放出される。

適当です。

加湿方式の中の「水噴霧方式」に関して述べています。

水噴霧方式では、微細な水滴を噴霧して気化蒸発させて加湿する方式ですので、本文のとおり、加湿水の中に含まれる硬度成分などが機内に放出されます。

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03

空気調和機機内に設ける加湿装置に関する問題です。

選択肢1. 蒸気方式には、電力を利用し装置内で加湿蒸気を発生させるパン型加湿器がある。

問題文の通りです

 

水を沸騰させることで飽和蒸気を発生します。

選択肢2. 気化方式では、加湿後の空気の温度降下は生じない。

気化方式では、加湿後の空気の温度降下は生じます

 

気化方式は、給水によって水が浸透した加湿材に、空気を通して空気を飽和させます。気化熱によって、温度が下がります。

状態変化図で見ると、下図のようになります。

図でAは現状態で、加湿によりに移行すると、乾球温度が下がることが分かります。

選択肢3. 気化方式では、加湿前の空気が低温・高湿であるほど加湿量が少なくなる。

問題文の通りです

 

前問の状態図で見ると、Aの位置が、低温なので左方向、高湿なので上方向にあることになり、そこからBの位置に移行すると、Bの絶対湿度新しい位置の絶対湿度の差は、AとBの時より、湿度差が少なくなっています。

選択肢4. 水噴霧方式では、加湿水の中に含まれる硬度成分などが機内に放出される。

問題文の通りです

 

水に含まれるシリカなどが放出されます。

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