1級管工事施工管理技士の過去問
平成30年度(2018年)
問題A 問21

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問題

1級 管工事施工管理技術検定試験 平成30年度(2018年) 学科試験 問題A 問21 (訂正依頼・報告はこちら)

蓄熱方式に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 蓄熱方式の装置容量は、熱源機器能力に関係なく、蓄熱容量(蓄熱槽容積)で決定される。
  • 夜間に蓄熱運転をすることで、電力の平準化や契約電力の低減を図ることができる。
  • 熱源機器は、空調負荷の変動に直接追従する必要がなく、高効率の連続運転ができる。
  • 二次側配管系を開回路とした場合、ポンプの揚程が増大する。

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この過去問の解説 (3件)

01

蓄熱方式に関する問題です。

選択肢1. 蓄熱方式の装置容量は、熱源機器能力に関係なく、蓄熱容量(蓄熱槽容積)で決定される。

適当ではありません。

蓄熱方式の装置容量は、熱源方式、熱源能力、蓄熱方式、蓄熱容量などによって決定します。

選択肢2. 夜間に蓄熱運転をすることで、電力の平準化や契約電力の低減を図ることができる。

適当です。

本文のとおり、夜間に蓄熱運転をすることで電力の平準化や契約電力の低減を図ることができます。

選択肢3. 熱源機器は、空調負荷の変動に直接追従する必要がなく、高効率の連続運転ができる。

適当です。

蓄熱方式をとることによって熱源機器は、空調負荷の変動に直接追従する必要がなく、高効率の連続運転ができます。

選択肢4. 二次側配管系を開回路とした場合、ポンプの揚程が増大する。

適当です。

二次側配管系を開回路とした場合、ポンプの揚程は増大します。

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02

正解 1

1 蓄熱方式の装置容量は、熱源機器能力、蓄熱容量できまります。

2 夜間の電力を使うことで、料金面とピークを減らすことで運用面で経済的効果が得られます。

3  熱源機器は、空調負荷の変動に直接追従する必要がありません。

4 上記の通りになります。

参考になった数41

03

蓄熱方式に関する問題です。

選択肢1. 蓄熱方式の装置容量は、熱源機器能力に関係なく、蓄熱容量(蓄熱槽容積)で決定される。

蓄熱方式の装置容量は、熱源機器能力と蓄熱容量(蓄熱槽容積)で決定されます。

 

空調運転時は、熱源機器運転と蓄熱槽の熱を取出して運転します。

選択肢2. 夜間に蓄熱運転をすることで、電力の平準化や契約電力の低減を図ることができる。

問題文の通りです

 

夜など空調時間以外に熱源機器の運転をすることで、熱源機器の設備容量が低下でき、夜間に蓄熱運転して電力料金が安くなり、全体の運転費用の低減が図れます。

選択肢3. 熱源機器は、空調負荷の変動に直接追従する必要がなく、高効率の連続運転ができる。

問題文の通りです

 

低負荷で熱源機器を運転することが不要になり、高効率運転が可能になります。

選択肢4. 二次側配管系を開回路とした場合、ポンプの揚程が増大する。

問題文の通りです

 

二次側配管系を開回路としてポンプを運転すると、ポンプに押し上げ揚程が加わるため、ポンプの揚程が大きくなり、必要動力が増大します。

高層建物では、二次側に熱交換器を介して密閉式とし、ポンプ動力節減と防食対策を行います。

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