1級管工事施工管理技士の過去問
平成30年度(2018年)
問題A 問20

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問題

1級 管工事施工管理技術検定試験 平成30年度(2018年) 学科試験 問題A 問20 (訂正依頼・報告はこちら)

コージェネレーションシステムに関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 発電電力と商用電力の系統連系により、電力供給の信頼性が上がる。
  • システムの経済性は、イニシャルコスト及びランニングコストの試算結果により評価される。
  • ガスタービンを用いるシステムの発電効率は、ディーゼルエンジン、ガスエンジンを用いるシステムに比べて高い。
  • 燃料電池を用いるシステムは、発電効率が高く、騒音や振動の発生が少ない。

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この過去問の解説 (3件)

01

コージェネレーションシステムに関する問題です。

コージェネレーションシステムとは、熱源から電力と熱を生産し供給するシステムの総称をいいます。

選択肢1. 発電電力と商用電力の系統連系により、電力供給の信頼性が上がる。

適当です。

本文のとおり、発電電力と商用電力の系統連系により電力供給の信頼性が上がります。

選択肢2. システムの経済性は、イニシャルコスト及びランニングコストの試算結果により評価される。

適当です。

本文のとおり、システムの経済性はイニシャルコスト(初期費用)及びランニングコスト(継続運用費用)の試算結果により評価されます。

選択肢3. ガスタービンを用いるシステムの発電効率は、ディーゼルエンジン、ガスエンジンを用いるシステムに比べて高い。

適当ではありません。

各発電効率は、ガスタービン 20~35%

       ガスエンジン、ディーゼルエンジン 40%以上

ですので誤っています。

選択肢4. 燃料電池を用いるシステムは、発電効率が高く、騒音や振動の発生が少ない。

適当です。

本文のとおり、燃料電池を用いるシステムは発電効率が高く、騒音や振動の発生が少ないです。

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02

正解 3

1 発電電力と商用電力の系統連系により、電力供給の信頼性が上がります。

2 上記の通りになります。

3 ガスタービンが最も発電効率が低いです。

4 燃料電池は、発電効率が高く、騒音や振動も少ないです。

参考になった数26

03

コージェネレーションシステムに関する問題です。

選択肢1. 発電電力と商用電力の系統連系により、電力供給の信頼性が上がる。

問題文の通りです

 

コージェネによる発電を電力会社の商用電力と接続し、電力極右を一体化すっることで、電力負荷の多少変化に影響されず、効率的な電力供給運転ができます。

コージェネによる発電の障害が、商用電源に影響しないように、電力設備の基準を電力会社の要求通りにすることで、広い意味で、電力供給の信頼性が上がります。

選択肢2. システムの経済性は、イニシャルコスト及びランニングコストの試算結果により評価される。

問題文の通りです

 

経済性評価はイニシャルコスト、ランニングコストそれぞれに評価方法があるため、それに従って評価します。

選択肢3. ガスタービンを用いるシステムの発電効率は、ディーゼルエンジン、ガスエンジンを用いるシステムに比べて高い。

ガスタービンを用いるシステムの発電効率は、ディーゼルエンジン、ガスエンジンを用いるシステムに比べて低いです

 

比較項目

ディーゼル

エンジン

ガス

エンジン

ガス

タービン

規模(kW)50~10005~1000650~1000
発電効率(%)31~4124~4218~23
総合効率(%)48~8170~8772~75
燃料種軽油・灯油

都市ガス

液化石油ガス

都市ガス

液化石油ガス

灯油・軽油

選択肢4. 燃料電池を用いるシステムは、発電効率が高く、騒音や振動の発生が少ない。

問題文の通りです

 

前問の解説の表に燃料電池を用いるコジェネを加えると、次のようになります。

発電効率:33%……高い方です。

騒音:4つのシステム中、最も低い(最も高いのがディーゼルエンジン)

振動:4つのシステム中、最も低い(最も高いのがディーゼルエンジン)

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