1級管工事施工管理技士の過去問
平成30年度(2018年)
問題A 問23

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問題

1級 管工事施工管理技術検定試験 平成30年度(2018年) 学科試験 問題A 問23 (訂正依頼・報告はこちら)

エレベーター機械室において発生した熱を、換気設備によって排除するのに必要な最小換気量として、適当なものはどれか。
ただし、エレベーター機器の発熱量は8kW、エレベーター機械室の許容温度は40℃、外気温度は35℃、空気の定圧比熱は1.0kJ/(kg・K)、空気の密度は1.2kg/m3とする。
  • 1,200m3/h
  • 2,400m3/h
  • 3,600m3/h
  • 4,800m3/h

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この過去問の解説 (3件)

01

与えられた条件から、換気設備による必要最小換気量を求める問題です。

選択肢1. 1,200m3/h

適当ではありません。

選択肢2. 2,400m3/h

適当ではありません。

選択肢3. 3,600m3/h

適当ではありません。

選択肢4. 4,800m3/h

適当です。

まず単位の変換ができることが一つ目のポイントです。

1kw=3600kj/hです。

そして必要最小換気量を求めるための式は、

換気量 =発生熱源(kj/h)÷{空気密度(㎏/㎥)×比熱(kj/kg・k)×室内温度差×60}

ですので、

    =8×3600 ÷(1.2×1.0×5×60)

    =28800 ÷ 360 

    =80(㎥/min)

    1時間あたりに変換すると、80×60=4800(㎥/h)となります。

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02

正解 4,800m3/h

換気量=3.6X8000/1.0X1.2(40-35)

   =4800

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03

エレベーター機械室で発生した熱を、換気設備で排除する換気量に関する問題です。

 

 発熱量に対する必要換気量の算出は、次式です。

 

V=(3.6×qs)/{ cp×ρ×(ti-ts)}

 

V:必要換気量 [m3/h]、qs:発熱量 [W]、cp:空気の比熱 [kJ/(kg・K)]、

ρ:空気密度(1.2) [kg/m3]、ti:許容室内温度 [℃]、ts:吹出空気温度(外気温度) [℃]

 

V=3.6×8000/(1.0×1.2×(40-35))=4800 [m3/h]

選択肢1. 1,200m3/h

計算式か計算が誤りでしょう。

選択肢2. 2,400m3/h

計算式か計算が誤りでしょう。

選択肢3. 3,600m3/h

計算式か計算が誤りでしょう。

選択肢4. 4,800m3/h

解説どおりです。

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