1級管工事施工管理技士の過去問
平成30年度(2018年)
問題A 問36

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問題

1級 管工事施工管理技術検定試験 平成30年度(2018年) 学科試験 問題A 問36 (訂正依頼・報告はこちら)

浄化槽の構造方法を定める告示に示された、処理対象人員30人以下の嫌気ろ床接触ばっ気方式の浄化槽のフローシート中、(   )内に当てはまる槽の名称の組合せとして、正しいものはどれか。
問題文の画像
  • A:嫌気ろ床槽   B:接触ばっ気槽  C:沈殿槽
  • A:嫌気ろ床槽   B:沈殿分離槽   C:接触ばっ気槽
  • A:接触ばっ気槽  B:嫌気ろ床槽   C:沈殿分離槽
  • A:沈殿分離槽   B:接触ばっ気槽  C:沈殿槽

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この過去問の解説 (3件)

01

正解 1 .

A:嫌気ろ床槽 B:接触ばっ気槽 C:沈殿槽

流入してきた排水は嫌気ろ床層のろ材の嫌気性の生物により分解処理され、接触ばっき槽に流入し好気性物質により処理が行われその後に沈殿槽、消毒槽という流れで排水が動きます。

嫌気ろ床接触ばっ気方式は処理対象人員が30人以下で使用されます。

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02

処理対象人員30人以下の嫌気ろ床接触ばっ気方式の浄化槽のフローシートに関する問題です。

選択肢1. A:嫌気ろ床槽   B:接触ばっ気槽  C:沈殿槽

正しいです。

「嫌気ろ床槽」 : 汚水は、まず嫌気ろ床槽に流れこみます。ここでは、汚水中の固形物が取り除かれ、またプラスチック製のろ材に着いた嫌気性微生物が汚水を分解します。

「接触ばっ気槽」 : 嫌気ろ床槽を通過した汚水は、接触ばっ気槽に流入します。この槽には、プラスチック製の接触材が入っており、これに着いた好気性微生物がブロワという送風機から送り込まれる空気中の酸素の助けを得て汚れを分解します。

「沈殿槽」 : 接触ばっ気槽で処理された水を静置させていると、汚れを分解しながら増え続けた微生物が汚泥となって沈殿していきます。その後きれいになった上澄み水のみを消毒槽へ送ります。

選択肢2. A:嫌気ろ床槽   B:沈殿分離槽   C:接触ばっ気槽

誤っています。

選択肢3. A:接触ばっ気槽  B:嫌気ろ床槽   C:沈殿分離槽

誤っています。

選択肢4. A:沈殿分離槽   B:接触ばっ気槽  C:沈殿槽

誤っています。

参考になった数35

03

浄化槽設備に関する問題です。

 

「建設省告示第1292号(屎尿浄化槽及び合併処理浄化槽の構造方法を定める件)」では、「嫌気ろ床接触ばっ気方式」は、次のように定められています。

 

【 (1)から(4)までに定める構造の嫌気濾床槽、接触ばつ気槽、沈殿槽及び消毒槽

をこの順序に組み合わせた構造で処理対象人員が 50人以下であるもの。 】

 

*注) (1)から(4)は、以降に各槽の概要についての定めです。ここでは省略します。

 

以上から、Aは嫌気濾床槽、Bは接触ばつ気槽、Cは沈殿槽 となります。

選択肢1. A:嫌気ろ床槽   B:接触ばっ気槽  C:沈殿槽

解説どおりです。

選択肢2. A:嫌気ろ床槽   B:沈殿分離槽   C:接触ばっ気槽

BとCが誤っています。

選択肢3. A:接触ばっ気槽  B:嫌気ろ床槽   C:沈殿分離槽

AとBが逆です。

選択肢4. A:沈殿分離槽   B:接触ばっ気槽  C:沈殿槽

この組み合わせは、分離接触ばつ気方式です。

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