1級管工事施工管理技士 過去問
平成30年度(2018年)
問50 (問題B 問50)
問題文
品質管理に用いられる「統計的手法の名称」と「特徴」の組合せとして、適当でないものはどれか。
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問題
1級 管工事施工管理技術検定試験 平成30年度(2018年) 問50(問題B 問50) (訂正依頼・報告はこちら)
品質管理に用いられる「統計的手法の名称」と「特徴」の組合せとして、適当でないものはどれか。
- 統計的手法の名称:特性要因図 特徴:各不良項目の件数の全体不良件数に占める割合がわかる。
- 統計的手法の名称:ヒストグラム 特徴:データの全体分布やばらつきの状況がわかる。
- 統計的手法の名称:散布図 特徴:プロットされた点の分布の状態により2つの特性の相関関係がわかる。
- 統計的手法の名称:管理図 特徴:データの時間的変化や異常なばらつきがわかる。
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この過去問の解説 (3件)
01
1 特性要因図では、不良項目の件数は把握できません。体系的に不要項目と原因が把握できます。
2 ヒストグラムは柱状のグラフを使いデータの全体分布やばらつきの状況がわかります。
3 散布図はグラフにに点をプロットしその点の状況から特性と要因を見えわけるものになります。
4 上記の通りになります。
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02
品質管理に用いられる「統計的手法の名称」と「特徴」の組合せに関する問題です。
適当ではありません。
特性要因図とは、特定の結果と要因との関係を系統的に表した図で魚の骨のような図をしています。
特徴にある各不良項目の件数の全体不良件数に占める割合がわかるのは、「パレート図」のことをいっており、
「特性要因図」では不良の因果関係を整理し、原因を追究する際などに活用されます。
適当です。
ヒストグラムとは縦軸に度数、横軸に階級をとった統計グラフの一種であり、その特徴としてデータの全体分布やばらつきの状況がわかります。
適当です。
散布図とは、縦軸と横軸に2項目の量、大きさ等を対応させ、データを点でプロットした図であり、その特徴としてプロットされた点の分布の状態により2つの特性の相関関係がわかります。
適当です。
管理図とは、品質管理において工程が安定しているかを判断する目的で、品質のばらつきを分析・管理するための図で特徴は本文のとおり、データの時間的変化や異常なばらつきがわかります。
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03
品質管理に用いられる、統計的手法の名称と特徴、に関する問題です。
誤
特性要因図 特徴:各不良項目の特性と原因や要因との関連を表し整理することで、重要な問題点の原因と対策が整理できる。
特性要因図の特長は、次のようになります。
・不良の原因が整理できる。
・特性要因図を関係者全員で意見を出し合うことで、特性要因図の精度が上がる。
・原因を深く追求することで、改善方法が見いだせる。
・不良や問題に対し、関係者全員の意思統一が図れる。
なお、「各不良項目の件数の全体不良件数に占める割合がわかる」のは、パレート図です。
正
正しい組み合わせです。
ヒストグラムは、縦軸に度数、横軸に計量値を同じ幅で区分して柱状図に表し、計量データの分布を調べる図です。
一般的には計量値は正規分布の形状を表します。特徴としては以下が挙げられます。
・規格、標準値から外れている度数が分かります。
・データの全体分布が分かります。
・平均やばらつきがほぼ分かります。
・工程の異常さがあれば、現れ分かります。
正
正しい組み合わせです。
散布図は、2つの対になった関係のあるデータのうちの1つを縦軸に、もう1つを横軸にとって、2つの関係の対応する点をプロットしたグラフです。
参考としていえば、(x,y)という関係が20個あれば、x,y軸のグラフに20点並ぶことになり、例えば、点の広がりが直線的のようなグラフになれば、2つの対の関係が直線的な特徴があると分かります。
正
正しい組み合わせです。
管理図は、プロットしたデータの点を直線で結んで折れ線としたグラフで、中心線と管理限界値を引いたときに、中心線からのずれや管理限界値から時々外れたプロット点があるなどから、データが異常かどうかを判断できる図です。
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