1級管工事施工管理技士 過去問
平成30年度(2018年)
問51 (問題B 問51)
問題文
建設工事における安全管理に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
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問題
1級 管工事施工管理技術検定試験 平成30年度(2018年) 問51(問題B 問51) (訂正依頼・報告はこちら)
建設工事における安全管理に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- ZD(ゼロ・ディフェクト)運動とは、作業方法のマニュアル化と作業員に対する監視を徹底することにより、労働災害ゼロを目指す運動である。
- 不安全行動とは、手間や労力、時間やコストを省くことを優先し、労働者本人又は関係者の安全を阻害する可能性のある行動を意図的に行う行為をいう。
- 指差呼称とは、対象を指で差し、声に出して確認する行動のことをいい、意識のレベルを上げて緊張感、集中力を高める効果をねらった行為である。
- 4S活動とは、整理、整頓、清掃、清潔のことをいい、安全で健康な職場づくりと生産性の向上を目指す活動である。
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この過去問の解説 (3件)
01
1 労働災害ゼロを目指す運動ではなく欠陥、ミスを無くす運動のことを言います。
2 不安全行動とは、作業の慣れや経験を過信したり、安全措置を省いて作業をす事をいいます。危険に対する意識の低さから生じるものです。
3 指差呼称とは、対象を指で差し、声に出して確認する行動のことをいい、当該作業の特に注意すべき事を言います。朝礼時に行う現場が多いです。
4 上記の通りになります。
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02
建設工事における安全管理に関する問題です。
適当ではありません。
ZD(ゼロ・ディフェクト)運動とは、企業内における「無欠点運動」、「無欠陥運動」であり、
労働災害ゼロを目指す運動ではありません。
適当です。
「不安全行動」に関してのべており、本文のとおり手間や労力、時間やコストを省くことを優先し、労働者本人又は関係者の安全を阻害する可能性のある行動を意図的に行う行為をいいます。
適当です。
「指差呼称」に関して述べており、これは対象を指で差し、声に出して確認する行動のことをいい、意識のレベルを上げて緊張感、集中力を高める効果をねらった行為をいいます。
適当です。
4S活動に関して述べており、4Sは整理、整頓、清掃、清潔のことをいい、4S活動とは安全で健康な職場づくりと生産性の向上を目指す活動です。
4Sが何を指すかは必ずおさえておいてください。
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03
建設工事の安全管理に関する問題です。
誤
ZD(ゼロ・ディフェクト)運動とは、現場からの作業員からの声に重点を置き、ミスや欠点を排除することを目的とした、労働災害ゼロを目指す運動である。
ゼロ・ディフェクトは、無欠陥という意味です。
作業時は、作業方法マニュアルを使い、作業員への監視員を置くなどして、ゼロ災を目指していますが、何かの理由で安全へのミスや欠陥が必ず起きます。
そのようなミスや欠陥について現場からの報告を受け、皆で対策を練る、必要であればマニュアルを変更するなど安全対策が必要です。
正
問題文内容通りです。
不安全行動による労働災害は、例えば自分は大丈夫という過信から安全帯を着用せずに足場からの転落事故、ヒューマンエラーと言われることがあります。
しかし、ヒューマンエラーと不安全行動とは、事象は似ていても、全く異なります。
ヒューマンエラーは、過度に疲れがあってエラーを起こす、マニュアルの不整備によってエラーを起こすなど、自身は対策は取れていると思い込んでいても起こってしまう災害です。
ヒューマンエラーには、対策が取れていれば、起こらないエラー(災害)です。
正
問題文内容通りです。
指差呼称は、「指で指し示し、目で確認し、大きな声で呼称」することで、これから行う行動に対し、安全確認が取れてると自分自身に納得・安心させる行動です。
正
問題文内容通りです。
4S活動は、危険・有害となる要因を排除し、作業現場での規律を保持し、安全の原点となる活動です。
4S活動が行き届いている現場は、安全行動が定着していると言ってよいでしょう。
なお、整理、整頓、清掃、清潔の他に「躾(しつけ)」を加えて、5S活動と言われる場合もありますが、4S活動と主旨はまったく同じです。
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