1級管工事施工管理技士の過去問
平成30年度(2018年)
問題B 問56

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問題

1級 管工事施工管理技術検定試験 平成30年度(2018年) 学科試験 問題B 問56 (訂正依頼・報告はこちら)

配管及び配管付属品の施工に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 複式伸縮管継手を使用する場合は、当該伸縮管継手が伸縮を吸収する配管の両端を固定し、伸縮管継手本体は固定しない。
  • 硬質塩化ビニルライニング鋼管のねじ切りの際のリーマ掛けは、ライニング厚の1/2程度とする。
  • 伸縮する立て管を振れ止め支持する場合は、支持点で管が上下にスライドできるようにする。
  • 揚水管の試験圧力は、揚水ポンプの全揚程の2倍とするが、0.75MPaに満たない場合は0.75MPaとする。

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この過去問の解説 (2件)

01

正解 1

1 複式伸縮継手は、継手を固定しの両側にガイドを設けます。単式伸縮継手は、継手の片側に固定点を設け、もう片側にガイドを設けます。

2 硬質塩化ビニルライニング鋼管のねじ切りの際のリーマ掛けは、ライニング厚の1/2程度としスムーズに差し込めるようにします。

3 伸縮する立て管を振れ止め支持する場合は、支持点で管が上下にスライドできるように、基本的に各階に一カ所支持を設けます。

4 上記の通りになります。

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02

配管及び配管付属品の「施工」に関する問題です。

選択肢1. 複式伸縮管継手を使用する場合は、当該伸縮管継手が伸縮を吸収する配管の両端を固定し、伸縮管継手本体は固定しない。

適当ではありません。

伸縮管継手の内、「複式伸縮管継手」を用いた場合の支持に関して述べていますが、この場合は、「複式伸縮管継手本体は固定」しつつ「両側にガイド」と「固定点」を設けます。

このパターンでは「単式伸縮管継手」の場合との比較が頻出です。

「単式伸縮管継手」の場合は、「単式縮管継手本体は固定せず」、「片側にガイド」、「両側に固定点」を設けます。

選択肢2. 硬質塩化ビニルライニング鋼管のねじ切りの際のリーマ掛けは、ライニング厚の1/2程度とする。

適当です。

本文のとおり、硬質塩化ビニルライニング鋼管のねじ切りの際の「リーマ掛け」は「ライニング厚の1/2程度」とします。

選択肢3. 伸縮する立て管を振れ止め支持する場合は、支持点で管が上下にスライドできるようにする。

適当です。

「伸縮する立て管」を振れ止め支持する場合は、本文のとおり支持点で管が上下にスライドできるようにします。

選択肢4. 揚水管の試験圧力は、揚水ポンプの全揚程の2倍とするが、0.75MPaに満たない場合は0.75MPaとする。

適当です。

通例として、「揚水管の試験圧力」は、「揚水ポンプの全揚程の2倍」としますが、0.75MPaに満たない場合は0.75MPaとします。

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