1級管工事施工管理技士 過去問
令和元年度(2019年)
問6 (問題A 問6)
問題文
非圧縮性の完全流体の定常流に関する文中( A )、( B )に当てはまる用語の組合せとして適当なものはどれか。
流路断面積を連続的に変化させたくびれのある水平管路において、流路断面積が最小となる場所では、流体の( A )が最大、( B )が最小となる。
流路断面積を連続的に変化させたくびれのある水平管路において、流路断面積が最小となる場所では、流体の( A )が最大、( B )が最小となる。
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問題
1級 管工事施工管理技術検定試験 令和元年度(2019年) 問6(問題A 問6) (訂正依頼・報告はこちら)
非圧縮性の完全流体の定常流に関する文中( A )、( B )に当てはまる用語の組合せとして適当なものはどれか。
流路断面積を連続的に変化させたくびれのある水平管路において、流路断面積が最小となる場所では、流体の( A )が最大、( B )が最小となる。
流路断面積を連続的に変化させたくびれのある水平管路において、流路断面積が最小となる場所では、流体の( A )が最大、( B )が最小となる。
- A:流速 B:静圧
- A:流速 B:全圧
- A:流量 B:静圧
- A:流量 B:全圧
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この過去問の解説 (3件)
01
「非圧縮性の完全流体の定常流」に関する問題です。
この用語が出てきた場合は「ベルヌーイの定理」が当てはまってきます。
適当です。
流路断面積を連続的に変化させたくびれのある水平管路において、流路断面積が最小となる場所では、流体の「流速」が最大、「静圧」が最小となる。
公式に当てはめると難解ですが、ホースで水をまくときを連想してみてください。
口をつぶしてすぼめると、水が勢いよくでますね。だから流速が大きくなっていますね。
「静圧」とは静止した状態で押す力ですので、水が動いているということは静圧は最小ということとなります。
適当ではありません。
適当ではありません。
適当ではありません。
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02
が正答になります。
非圧縮性の完全流体の定常流において、ベルヌーイの定理より
1/2ρv^2 + P + ρgh = 一定
となります。
ρ:流体の密度(㎏/m3)
g:重力加速度(m/s2)
v:流体の流速(m/s)
h:基準水平面からの高さ(m)
P:圧力(Pa)
また、任意の断面の流速v(m/s)、断面積A(m²)、流体の密度ρ(kg/m³)の積は一定となります。
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03
非圧縮性の完全流体の定常流に関する問題です。
【 流路断面積を連続的に変化させたくびれのある水平管路において、流路断面積が最小となる場所では、流体のA:( 流速 )が最大、B:( 静圧 )が最小となる。 】
管を流れる流体が定常流なので、連続の原理が成立し、管のどこの部分を流れる流量も、同じであることになります。
流量=流速×断面積ですので、断面積が小さい下流側の流速は速くなります。(Aの選択肢)
ベルヌーイの定理から、上流側の1の点と、下流側の2の点のエネルギーは等しくなり、次の式が成り立ちます。
(1/2)ρv12+p1+ρgh1=(1/2)ρv22+p2+ρgh2
ここで、vは流速、pは静圧、hは管の高さ、ρは流体密度です。
しかし、水平に管が置かれているため、ρgh1=ρgh2 (位置エネルギー) となります。
したがって、管の1点と2点の関係は、次となります。
(1/2)ρv12+p1=(1/2)ρv22+p2
v12<v22 となるため、p1>p2 すなわち、下流側の静圧は小さくなります。(Bの選択肢)
式の静圧 p2 には、1点位置から2点位置までの圧力損失Δpが含まれているため、実際の静圧pR2は、pR2=p2-Δpとなり、静圧はさらに小さくなります。
下図に状況図を添付します。
正
解説どおりです。
誤
Aは正しいですが、Bは全圧ではありません。
誤
Bは正しいのですが、Aは流量ではありません。
誤
A、Bともに違っています。
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