1級管工事施工管理技士 過去問
令和元年度（2019年）
問5 (問題A 問5)

3 .A：粘性　　B：管径

が正答になります。

ダルシー-ワイズバッハの式より

ΔP = λ＊(L/d)＊(ρv^2/2)

　ΔP：圧力損失(Pa)

　d：管内径(m)

　λ：管摩擦係数

　ρ：流体の密度(kg/m3)

　L：管長(m)

　v：流速(m/s2)

圧力損失ΔPは、管径dに反比例し、管長L、管摩擦係数λ、流体の密度ρに比例し、流速vの2乗に比例します。

管路内の流体に関する問題です。

この問題は本文そのまま覚えても損ではありません。

管路内の流体に関する問題です。

「 流体が水平管路の直管部を流れている場合、A：（　粘性　）のために流体摩擦が働いて、圧力損失を生じる。

この圧力損失は、ダルシー・ワイスバッハの式から、B：（　管径　）に反比例することが知られている。 」

流体が運動するとき、流体と流体または流体と固体の間に粘性によって摩擦力が働き、流体と流体では内部摩擦、流体と固体では外部摩擦で、総じて流体摩擦と言います。

流体摩擦は、流体運動の抵抗となって、流体のエネルギーを失わせ、圧力損失となります。

ダルシー・ワイスバッハの式は、圧力損失Δpが次式のように表されます。

Δp＝p₁－p₂＝λ×(ℓ/d)×((ρ×v²)/2)

p₁：上流の圧力、p₂：下流の圧力、λ：摩擦係数、ℓ：p₁とp₂間の距離、d：管径、

ρ：流体密度、v：平均流速

Δpと反比例の関係にあるパラメータは式から管径と分かります。