1級管工事施工管理技士 過去問
令和元年度（2019年）
問18 (問題A 問18)

サッシからの隙間風負荷に関して、導入外気量と排気量を調整し、「室内を正圧に保つ」ことが期待できるなら、見込む必要がありません。

適当ではありません。

「暖房負荷計算」において、土間床、地中壁からの熱損失はおおきいので、熱負荷は計算に見込みます。

反対に「冷房負荷計算」には見込みません。

適当です。

温度が上がるほど化学変化に必要な温度＝「潜熱」は大きくなります。体が体温の上昇により冷やそうとするからです。

適当です。

本文のとおりの空調対象室であれば、隙間風量を換気回数法により算定することができます。

正

問題文の内容通りです。

隙間からの外気が自然換気で侵入するケースで、外気を導入している場合、導入外気量を全て強制排気せずに、少しだけ排気量を少なくして、室内圧力を屋外圧力より高くなるように調整することで、自然換気の影響が無視できます。

誤

暖房負荷計算では、一般的に、土間床、地中壁からの熱負荷は見込む必要がある。

冬季になると止ま床や地中壁の気温は室内温度に比べかなり低くなるため、熱負荷計算に加える必要がります。

逆に、冷房負荷計算では、夏季でも室内温度より低いため、熱負荷に加える必要はありません。

正

問題文の内容通りです。

人の代謝機能による熱放射は、室内の熱負荷となり、体表面、肺臓からの対流・放射・水分蒸発などが有り、これらの顕熱と潜熱は人種・年令・性別・運動などによって違います。

人の全発熱量は室内温度の変化で左右されず、温度が下がると顕熱が大きくなり、潜熱は小さくなります。

また労働条件によっても変わり、重労働ほど潜熱・顕熱が大きくなり、特に、潜熱の増え方が大きくなります。

正

問題文の内容通りです。

温度や湿度が室内とは異なる外気が、窓や戸などの隙間から自然換気で侵入した場合は、外気が持ち込む熱は負荷として扱います。求め方には、換気回数法やクラック法、窓面積方があります。

換気回数法は、1時間に室内容積の何回分がすきま風が侵入するかですきま風量を算出して熱負荷計算を行います。