1級管工事施工管理技士 過去問
令和元年度(2019年)
問23 (問題A 問23)

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問題

1級 管工事施工管理技術検定試験 令和元年度(2019年) 問23(問題A 問23) (訂正依頼・報告はこちら)

換気上有効な開口部を有しない居室aと居室bの換気を1つの機械換気設備で行う場合に必要な最小の有効換気量V [ m3/h ]として、「建築基準法」上、正しいものはどれか。
居室aの床面積は150 m2、在室人員15人とする。
居室bの床面積は200 m2、在室人員15人とする。
ただし、居室a、bは特殊建築物の居室ではないものとする。
  • 600[ m3/h ]
  • 700[ m3/h ]
  • 900[ m3/h ]
  • 1,050[ m3/h ]

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この過去問の解説 (3件)

01

2 の 700 (m³/h) が正答となります。

必要な最小の有効換気量V [ m³/h ]は以下の式で求められます。

V = 20 Af/N

V:有効換気量(m³/h)
Af:床面積(m²)
N:一人当たりの専有面積
 換気上、無窓階の居室 N ≦ 10 (m²/人)
 特殊建築物の居室   N ≦ 3 (m²/人)

居室a:150 m² / 15 人 = 10 (m²/人) ⇒条件通り
居室b:200 m² / 15 人 = 13.3 (m²/人) ⇒10として計算

居室a:20 × 150 / 10 = 300
居室b:20 × 200 / 10 = 400
300 + 400 = 700 (m³/h)

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02

「建築基準法」上において必要な最小の有効換気量を求める問題です。

選択肢1. 600[ m3/h ]

誤っています。

選択肢2. 700[ m3/h ]

正しいです。

必要な最小の有効換気量(V ㎥/h)は、

V(㎥/h) = 20 × 床面積(㎡)/ 1人当たりの占有面積 となります。

1人当たりの占有面積は、床面積 / 在室人数 で求められます。

(ただし、特殊建築物の居室ではないその他の居室なので10を超えたらすべて10とする)

以上から、居室aは 20×150/10 = 300

居室bは 20×200/10 = 400

よって300+400=700   700(㎥/h)となります。

選択肢3. 900[ m3/h ]

誤っています。

選択肢4. 1,050[ m3/h ]

誤っています。

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03

「建築基準法」上の換気設備に関する問題です。

 

「建築基準法施行令第20条の2(換気設備の技術的基準)」第1項第1号のロによって算出します。

【 機械換気設備では、次に掲げる構造とします。

(1) 有効換気量[m3/h]が、計算した必要有効換気量以上とします。

(2) 1つの機械換気設備が2つ以上の居室に係る場合、換気設備の有効換気量が、2つ以上の居室の各必要有効換気量の合計以上とします。 】

 

計算は以下で行います。

V=20×Af/N

V:必要有効換気量 [m3/h]

Af:居室の床面積 [m2]

N:1人当たりの占有面積(居室では、10を超えるときは、10とします。) [m2]

 

aの部屋:Va=20×150/(150/15)=20×150/10=300 [m3/h]

bの部屋:Vb=20×200/(200/15)=20×200/(13.3)=20×200/10=400 [m3/h]

 

よって、V=Va+Vb=300+400=700 [m3/h] 以上

選択肢1. 600[ m3/h ]

計算の誤りです

選択肢2. 700[ m3/h ]

冒頭の解説どおりです

選択肢3. 900[ m3/h ]

計算の誤りです

選択肢4. 1,050[ m3/h ]

計算の誤りです

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