1級管工事施工管理技士 過去問
令和元年度(2019年)
問48 (問題B 問48)

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問題

1級 管工事施工管理技術検定試験 令和元年度(2019年) 問48(問題B 問48) (訂正依頼・報告はこちら)

図に示すネットワーク工程表に関する記述のうち、適当でないものはどれか。ただし、図中のイベント間の A 〜 I は作業内容、日数は作業日数を表す。
問題文の画像
  • クリティカルパスは、① → ④ → ⑤ → ⑦ → ⑧ で所要日数は15日である。
  • 作業Cのトータルフロートは、2日である。
  • 作業Dのフリーフロートは、3日である。
  • イベント④と⑤の最遅完了時刻と最早開始時刻は同じで、7日である。

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この過去問の解説 (3件)

01

1.設問の通りです。
 設問のネットワーク工程表より、最早開始時刻を求めます。
 複数の矢印が入るイベントでは、数値の大きいほうを選択して進めます。
 クリティカルパスは①→④…>⑤→⑦→⑧の8日となります。

2.設問の通りです。
 設問のネットワーク工程表より、最遅完了時刻を求めます。

3.誤りです。
 作業Dのフリーフロートは、イベント⑤の最早開始時刻7日から
 イベント②の最早開始時刻2日と、作業Dの所要日数3日を引いて求められます。
 よって、7日 - (3日+2日) = 2日 となります。

4.設問の通りです。

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02

ネットワーク工程表に関する問題です。毎年1問は頻出ですが、基本はまずクリティカルパスを求めることができるかどうかです。

   最遅完了時刻       最早開始時刻     クリティカルパス

①    0          ④-A=7-7=0 ◎       ☆

                ③-C=5-3=2

                ②-B=4-2=2 

② ①+B=0+2=2       ⑤-D=7-3=4 ◎

                ③-0=5-0=5 

③ ①+C=0+3=3 ◎     ⑥-E=10-5=5

  ②+0=2+0=2

④ ①+A=0+7=7       ⑧-F=15-5=10

                ⑤-0=7-0=7 ◎       ☆

 

⑤ ②+D=2+3=5       ⑦-G=11-4=7        ☆

  ④+0=7+0=7 ◎

⑥ ③+E=3+5=8       ⑧-I=15-5=10 ◎

                ⑦-0=11-0=11 

⑦ ⑤+G=7+4=11 ◎    ⑧-H=15-4=11        ☆

  ⑥+0=8+0=8

⑧ ④+F=7+5=12

  ⑥+I=8+5=13

  ⑦+H=11+4=15 ◎ →    15            ☆

   

選択肢1. クリティカルパスは、① → ④ → ⑤ → ⑦ → ⑧ で所要日数は15日である。

適当です。

別表のとおり、クリティカルパスは、① → ④ → ⑤ → ⑦ → ⑧ で所要日数は15日です。

選択肢2. 作業Cのトータルフロートは、2日である。

適当です。

③の最早開始時刻 5 - 最遅完了時刻 3 =2 です。

選択肢3. 作業Dのフリーフロートは、3日である。

適当ではありません。

7-5=2 2日となります。

選択肢4. イベント④と⑤の最遅完了時刻と最早開始時刻は同じで、7日である。

適当です。

別表の通りです。

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03

ネットワーク工程表に関する問題です。

選択肢1. クリティカルパスは、① → ④ → ⑤ → ⑦ → ⑧ で所要日数は15日である。

問題文の内容通りです

 

工程の進むパターンには、➀→④→⑧(12日)、➀→②→⑤→⑦→⑧(13日)、➀→③→⑥→⑧(13日)の3パターンがあります。

 

2番目の工程で、⑤から次に進むには、④が終える必要があり、➀→⑤は、5日ではなく7日要します。

 

3番目の工程で、③から次に行くには、②を終える必要がりますが、➀→③の方が1日工期が長いため、②の工期通りの終了には影響しません。

 

2番目の工程で、⑦から次の工事に移るには、⑥までが終えている必要があります。

➀→③→⑥には、8日掛かりますが、➀→②→⑤→⑦までは、11日必要なため、3番目の工程には影響しません。

 

以上から、3パターンの工期を見ると、

➀→④→⑧(12日)、➀→②→⑤→⑦→⑧(15日)、➀→③→⑥→⑧(13日)となります。

 

したがって、クリティカルパスは、➀→②→⑤→⑦→⑧(15日)となります。

選択肢2. 作業Cのトータルフロートは、2日である。

問題文の内容通りです

 

Cは3日掛かりますが、③から次の工程を始めるには、②が終えている必要があり、2日掛かります。

したがって、Cはどんなに急いでも、2日で終えれば良いことになります。

選択肢3. 作業Dのフリーフロートは、3日である。

作業Dのフリーフロートは、2日である

 

クリティカルパスで、⑤までの工程は7日です。Bの工期が2日のため、Dは最大遅れても5日で工事を追えれば、⑤→⑦への工事には影響しません。

したがって、Dのフリーフロートは2日です。

選択肢4. イベント④と⑤の最遅完了時刻と最早開始時刻は同じで、7日である。

問題文の内容通りです

 

⑤→⑦→⑧は8日で終える必要があるため、⑤からの工事は④が終えている必要がありますので、➀→④は7日で終える必要があります。

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