1級管工事施工管理技士 過去問
令和元年度(2019年)
問49 (問題B 問49)

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問題

1級 管工事施工管理技術検定試験 令和元年度(2019年) 問49(問題B 問49) (訂正依頼・報告はこちら)

品質管理で用いられる統計的手法(パレート図と特性要因図)に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • パレート図とは、関係のある2つの対になったデータの1つを縦軸に、他の1つを横軸にとり両者の対応する点をグラフにプロットした図である。
  • パレート図では、大きな不良項目、不良項目の順位、各不良項目が全体に占める割合等を読み取ることができる。
  • 特性要因図とは、問題としている特性とそれに影響を与えると想定される要因の関係を魚の骨のような図に体系的に整理したものである。
  • 特性要因図は、不良の原因と考えられる事項が整理されるため、関係者の意見を引き出したり、改善の手段を決めたりすることに有用である。

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この過去問の解説 (3件)

01

1.誤りです。
 パレート図は数値の大きい順に棒グラフにして並べ
 数値の累計を折れ線グラフとして表示するものです。
 項目の大きさや割合がわかり、改善の優先度を判断する材料になります。
 設問文は、散布図の説明になります。

2.設問の通りです。

3.設問の通りです。

4.設問の通りです。
 原因を深堀し改善することに有効です。

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02

品質管理で用いられる統計的手法のうち、パレート図と特性要因図に関する問題です。

選択肢1. パレート図とは、関係のある2つの対になったデータの1つを縦軸に、他の1つを横軸にとり両者の対応する点をグラフにプロットした図である。

適当ではありません。

本文の、関係のある2つの対になったデータの1つを縦軸に、他の1つを横軸にとり両者の対応する点をグラフにプロットした図は「散布図」に関する説明です。

パレート図の一番の特徴は、棒グラフと折れ線グラフを複合したグラフであり、左側の縦軸は発生頻度を表すなかで、コストやその他の重要な測定単位を表し、右側の縦軸は全体の発生件数、総コスト、特定の全測定単位に占める累積構成比を表す図です。

選択肢2. パレート図では、大きな不良項目、不良項目の順位、各不良項目が全体に占める割合等を読み取ることができる。

適当です。

パレート図において読み取ることができるのは、大きな不良項目、不良項目の順位、各不良項目が全体に占める割合等です。

選択肢3. 特性要因図とは、問題としている特性とそれに影響を与えると想定される要因の関係を魚の骨のような図に体系的に整理したものである。

適当です。

特性要因図に関して、この本文はそのままおさえておいてください。

問題としている特性とそれに影響を与えると想定される要因の関係を「魚の骨」のような図に体系的に整理したものです。

選択肢4. 特性要因図は、不良の原因と考えられる事項が整理されるため、関係者の意見を引き出したり、改善の手段を決めたりすることに有用である。

適当です。

本文のとおり、特性要因図では不良の原因と考えられる事項が整理されるため、関係者の意見を引き出したり、改善の手段を決めたりすることに有用です。

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03

品質管理で用いられる統計的手法に関する問題です。

選択肢1. パレート図とは、関係のある2つの対になったデータの1つを縦軸に、他の1つを横軸にとり両者の対応する点をグラフにプロットした図である。

パレート図とは、不良品や故障の発生個数を、原因や現象ごとに分けて、大きい順に棒グラフとして並べ、大きさの順位を累積して折れ線グラフとした図である

 

問題にあるグラフは、散布図の説明です。

選択肢2. パレート図では、大きな不良項目、不良項目の順位、各不良項目が全体に占める割合等を読み取ることができる。

問題文の内容通りです

 

パレート図から分かることは、問題文にある内容の他に、次のことが挙げられます。

・全体の不良を、期待する率まで減らす対策として挙げられる不良項目の抽出。

・不良対策の実施した結果を、再度パレート図で表すことで、対策の効果が分かります。

選択肢3. 特性要因図とは、問題としている特性とそれに影響を与えると想定される要因の関係を魚の骨のような図に体系的に整理したものである。

問題文の内容通りです

 

特性要因図は発生した問題の大きな要因を挙げて、それぞれの要因ごとに、その要因が起こる要因を挙げて記述していきます。挙げた要因をさらに細かく要因となるものを挙げて、あたかも小骨のある魚の骨のような図とします。

 

図ができたら、関係者全員が集まって、要因の是非を討議し、最終的に数個の要因を割り出して、実証実験などを加えて原因を探ります。原因が複数個になる場合もあって、それぞれ対策を検討します。

選択肢4. 特性要因図は、不良の原因と考えられる事項が整理されるため、関係者の意見を引き出したり、改善の手段を決めたりすることに有用である。

問題文の内容通りです

 

特性要因図の特徴を下記します。

・不良の原因を整理します。

・関係者が集合して要因図を話し合い、意見を取出し記録します。

・原因を深く追求して、改善の方法を決めます。

・問題に対し、全員の意思を同じ方向に向かわせます。

・特性要因図から要因と思われる不良なことは、仕事の管理の容量として、関係者への教育に利用します。

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