1級管工事施工管理技士 過去問
令和2年度(2020年)
問40 (問題A 問40)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

1級 管工事施工管理技術検定試験 令和2年度(2020年) 問40(問題A 問40) (訂正依頼・報告はこちら)

送風機に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 多翼送風機は、高い圧力を出すことはできないが、他の遠心送風機に比べて、小型で大風量を扱うことができるため、空調用として広く用いられる。
  • 横流送風機は、羽根車の軸方向の長さを変えることで風量の増減が可能で、エアカーテン等に利用される。
  • 斜流送風機の軸動力は、風量の変化に対してほぼ変わらず、圧力曲線の山の付近で最大となるリミットロード特性を持つ。
  • 軸流送風機にはプロペラ型、チューブラ型、ベーン型があり、プロペラ型が最も効率がよく、高圧力に対応できる。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

送風機に関する問題です。

選択肢1. 多翼送風機は、高い圧力を出すことはできないが、他の遠心送風機に比べて、小型で大風量を扱うことができるため、空調用として広く用いられる。

適当です。

「多翼」送風機は、高い圧力を出すことはできませんが、他の遠心送風機に比べて、小型で大風量を扱うことができるため、「空調用」として広く用いられます。

選択肢2. 横流送風機は、羽根車の軸方向の長さを変えることで風量の増減が可能で、エアカーテン等に利用される。

適当です。

「横流」送風機は、羽根車の軸方向の長さを変えることで風量の増減が可能です。エアカーテン等によく用いられます。

選択肢3. 斜流送風機の軸動力は、風量の変化に対してほぼ変わらず、圧力曲線の山の付近で最大となるリミットロード特性を持つ。

適当です。

「斜流」送風機の「軸動力」に関して、風量の変化に対して左右されず圧力曲線の山の付近で最大となる「リミットロード特性」を持っています。

選択肢4. 軸流送風機にはプロペラ型、チューブラ型、ベーン型があり、プロペラ型が最も効率がよく、高圧力に対応できる。

適当ではありません。

軸流送風機に関して、正しくは「ベーン型」が最も効率が良く、チューブラ型、プロペラ型と続きます。

参考になった数69

02

正解は 4 です。

軸流送風機で最も高圧力に対応できるのは

プロペラ型 < チューブラ型 < ベーン型

となりますので、ベーン型が正解です。

1 記述の通りです。

2 記述の通りです。

3 記述の通りです。

参考になった数39

03

送風機に関する問題です。

選択肢1. 多翼送風機は、高い圧力を出すことはできないが、他の遠心送風機に比べて、小型で大風量を扱うことができるため、空調用として広く用いられる。

問題文の内容通りです

 

多翼送風機は、遠心式送風機で、同じ大きさの遠心送風機のうち、最も大きい風量が得られます。所要の風量と風圧に対しては、一番小型となるため、空調用として広く使用されます。

選択肢2. 横流送風機は、羽根車の軸方向の長さを変えることで風量の増減が可能で、エアカーテン等に利用される。

問題文の内容通りです

 

横流送風機の羽根車は、形状は多翼式と同じ形状で、金の幅が直径に比べ、非常に大きく、空気は軸に直角な方向から吸い込まれます。

静圧80Pa、風量20 m3/min以下、効率40~50%程度で、幅の広い膜状の気流が得られるため、エアカーテンやサーキュレーターに使用されます。

選択肢3. 斜流送風機の軸動力は、風量の変化に対してほぼ変わらず、圧力曲線の山の付近で最大となるリミットロード特性を持つ。

問題文の内容通りです

 

斜流送風機のの金車の羽根は3次元で複雑な形状を持ち、鋼板やアルミ合金鋳物が多い。

ケーシング形状は軸流形状のものと、遠心式の形状のものがあります。

風量や静圧も遠心式と軸流式の中間で、小型でも風量の取扱量が大きく、静圧も200~400 Pa程度です。

圧力曲線は、軸流送風機と同じく谷と山がありますが、軸流式ほど急ではありません。

 

軸動力については、問題文の内容通りです。

選択肢4. 軸流送風機にはプロペラ型、チューブラ型、ベーン型があり、プロペラ型が最も効率がよく、高圧力に対応できる。

軸流送風機にはプロペラ型、チューブラ型、ベーン型があり、ベーン型が最も効率がよく、高圧力に対応できる

 

軸流送風機は、ベーン軸型、チューブラ型、プロペラ型の3種類に分類され、ベーン軸流送風機は、ケーシングと案内羽根を有し、効率がチューブラ送風機より高く、高圧(100~790Pa)に適しています。

チューブラ軸流送風機は、ケーシングのみを持ち、中圧(50~150Pa)で大風量に適しています。

プロペラ送風機は、ケーシングも羽根車も持たず、低圧(0~100Pa)に適しています。

参考になった数2