1級管工事施工管理技士 過去問
令和2年度(2020年)
問44 (問題A 問44)

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問題

1級 管工事施工管理技術検定試験 令和2年度(2020年) 問44(問題A 問44) (訂正依頼・報告はこちら)

JISに規定する配管に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 配管用ステンレス鋼鋼管は、一般配管用ステンレス鋼鋼管に比べて、管の肉厚が厚く、ねじ加工が可能である。
  • 一般配管用ステンレス鋼鋼管は、給水、給湯、冷温水、蒸気還水等の配管に用いる。
  • 硬質ポリ塩化ビニル管には、VP、VM、VUの3種類があり、設計圧力の上限が最も低いものはVMである。
  • 水道用硬質ポリ塩化ビニル管のVP及びHIVPの最高使用圧力は、同じである。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 3 です。

それぞれの設計圧力の上限は

VP 1.0Mpa
VM 0.8Mpa
VU 0.6Mpa

VUの設計圧力の上限が最も低くなります。

1 記述の通りです。

2 記述の通りです。

4 記述の通りです。

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02

JISに規定する配管に関する問題です。

選択肢1. 配管用ステンレス鋼鋼管は、一般配管用ステンレス鋼鋼管に比べて、管の肉厚が厚く、ねじ加工が可能である。

適当です。

配管用ステンレス鋼鋼管は、一般配管用ステンレス鋼鋼管に比べて、「管の肉厚が厚く」、「ねじ加工が可能」です。

選択肢2. 一般配管用ステンレス鋼鋼管は、給水、給湯、冷温水、蒸気還水等の配管に用いる。

適当です。

一般配管用ステンレス鋼鋼管の配管用途に関して、本文のとおり給水、給湯、冷温水、蒸気還水等が主なものとなります。

選択肢3. 硬質ポリ塩化ビニル管には、VP、VM、VUの3種類があり、設計圧力の上限が最も低いものはVMである。

適当ではありません。

硬質ポリ塩化ビニル管に関して、VP、VM、VUの3種類がありますが、設計圧力は

VP 1.0MPa

VM 0.8MPa

VU 0.6MPa となっており、VUがいちばん低いものです。

選択肢4. 水道用硬質ポリ塩化ビニル管のVP及びHIVPの最高使用圧力は、同じである。

適当です。

水道用硬質ポリ塩化ビニル管のVP及びHIVP(耐衝撃性)の最高使用圧力は同じで、0.75Pa以下

です。

参考になった数41

03

JISに規定する配管に関する問題です。

選択肢1. 配管用ステンレス鋼鋼管は、一般配管用ステンレス鋼鋼管に比べて、管の肉厚が厚く、ねじ加工が可能である。

問題文の内容通りです

 

配管用ステンレス鋼鋼管(JIS G 3459)、一般配管用ステンレス鋼鋼管(JIS G 3448)です。

呼び径外径厚さ
 配管用(mm)一般用(mm)配管用(mm)一般用(mm)
8  (1/4)13.89.521.20.7
15 (1/2)21.715.881.650.8
25 (1)3428.581.651.0
50 (2)60.548.61.651.2

選択肢2. 一般配管用ステンレス鋼鋼管は、給水、給湯、冷温水、蒸気還水等の配管に用いる。

問題文の内容通りです

 

一般配管用ステンレス鋼鋼管は、給水・給湯・排水・冷温水・冷却水・蒸気還水に使用され、

SUS304、SUS415、SUS316の3種類があります。最高使用圧力は2MPa以下ですが、一般的には1MPa以下で使用されます。

選択肢3. 硬質ポリ塩化ビニル管には、VP、VM、VUの3種類があり、設計圧力の上限が最も低いものはVMである。

硬質ポリ塩化ビニル管には、VP、VM、VUの3種類があり、設計圧力の上限が最も低いものはVUである

 

管の種類設計圧力試験水圧
VP・HIVP0~1.0 MPa2.5 MPa
VM0~0.8 MPa2.0 MPa
VU0~0.6 MPa1.5 MPa

選択肢4. 水道用硬質ポリ塩化ビニル管のVP及びHIVPの最高使用圧力は、同じである。

問題文の内容通りです

 

水道用硬質ポリ塩化ビニル管は、VPとHIVPがあり、0.75 MPa以下の使用圧力で水道配管に使用されます。試験圧力は、VP、HIVPともに4.0 MPaです。

VPは低温になるに従って、衝撃強さが低下します。

IHVPは耐衝撃性で、低温時での衝撃性能が強化されています。

参考になった数1