1級管工事施工管理技士 過去問
令和2年度(2020年)
問52 (問題B 問52)
問題文
建設工事における安全管理に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
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問題
1級 管工事施工管理技術検定試験 令和2年度(2020年) 問52(問題B 問52) (訂正依頼・報告はこちら)
建設工事における安全管理に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- ツールボックスミーティングは、職場安全会議ともいい、作業関係者が作業終了後に集まり、その日の作業、安全等について反省、再確認等を行う活動である。
- 暑さ指数(WBGT)は、気温、湿度及び輻射熱に関係する値により算出される指数で、熱中症予防のための指標である。
- 不安全行動とは、手間や労力、時間やコストを省くことを優先し、労働者本人又は関係者の安全を阻害する可能性のある行動を意図的に行う行為をいう。
- 4S活動とは、整理、整頓、清掃、清潔の4Sにより、安全で健康な職場づくりと生産性の向上を目指す活動である。
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この過去問の解説 (3件)
01
1.×
ツールボックスミーティングは、その日の作業の確認や注意点を全員で共有するために作業前に行われるミーティングのことです。
2.〇
暑さ指数(WBGT)は、気温、湿度及び輻射熱に関係する値により算出される指数で、熱中症予防のための指標です。WBGTが28℃を超えると熱中症になる人が増えるので要注意です。
3 .〇
不安全行動とは、手間や労力、時間やコストを省くこと(近道行為)を優先し、労働者本人又は関係者の安全を阻害する可能性のある行動を意図的に行う行為のことです。
4.〇
4S活動とは、整理、整頓、清掃、清潔の4Sにより、安全で健康な職場づくりと生産性の向上を目指す活動です。
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02
建設工事における安全管理に関する問題です。
適当ではありません。
ツールボックスミーティングは、職場安全会議ともいいますが、「作業開始前」に集まり、その日の作業内容の打ち合わせを行うことをいいます。
適当です。
暑さ指数(WBGT)に関して、気温、湿度及び輻射熱に関係する値により算出される指数で、熱中症予防のための指標になります。
適当です。
不安全行動に関して、手間や労力、時間やコストを省くことを優先し、労働者本人又は関係者の安全を阻害する可能性のある行動を「意図的に」行う行為をいいます。
適当です。
4S活動に関して、「整理」、「整頓」、「清掃」、「清潔」の4Sにより、安全で健康な職場づくりと生産性の向上を目指す活動です。
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03
建設工事を行う上での安全管理に関する問題です。
誤
ツールボックスミーティングは、職場安全会議ともいい、作業関係者が作業開始前に集まり、その日の作業、安全等に対する注意事項の話し合い、監督からの指示、危険予知活動など、安全に関しての確認等を行う活動である。
危険予知活動は、現場の作業場ごとに、作業の危険性と対策など安全に関する話し合いをしますので、ツールボックスミーティングでは通常はKYKは行いません。
ツールボックスミーティングで行う場合は、職場全体に関わる安全について議題があったときです。
なお、問題文の内容は、終礼で行うミーティング内容です。
正
問題文内容通りです。
暑さ指数は、人体の熱収支に影響を及ぼす、湿球・熱輻射・気温を取り入れた指数で、屋外での労働時に熱中症にならないために指標です。作業服の様相によっては、補正値を加えます。
暑さ指数を超えそうな場所での作業時には、直射日光、照り返しを避ける簡易な覆いや、通風、冷房設備の設置などを行います。
正
問題文内容通りです。
問題文では、意図的に行うとありますが、意図的に人を傷つける行動は通常は考えらえません。意図的に安全と考えて取った行動が、結果的に不安全行動になるということが、正しいでしょう。
不安全行動をとってしまう要因には、人的なものと物理的なものがあります。
1) 人的
・知識や技能の不足、心理的原因の不注意・無理・怠惰な行動です。
・病気・疲労・睡眠不足などの生理的要因。
2) 物理的
・構造・材料・安全設備などが不完全な場合。
・作業現場の劣悪な環境がある場合。
・天候が悪い場合(雨・強風・雪・氷など)
正
問題文内容通りです。
4S活動は、現場作業に入ったばかりでは意図的に4Sを行いようにふるまうのですが、次第に無意識に4Sを行うようになるまでが、4S活動です。
そのため、現場に入ったばかりの人には、周囲の人が4Sに対し、常に注意してあげることが大切です。
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