1級管工事施工管理技士 過去問
令和2年度(2020年)
問53 (問題B 問53)
問題文
機器の据付けに関する記述のうち、適当ではないものはどれか。
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問題
1級 管工事施工管理技術検定試験 令和2年度(2020年) 問53(問題B 問53) (訂正依頼・報告はこちら)
機器の据付けに関する記述のうち、適当ではないものはどれか。
- 低層建築物の屋上に2台の冷却塔を近接して設置する場合、2台の冷却塔は、原則として、冷却塔本体のルーバー面の高さの2倍以上離して設置する。
- 横形ポンプを2台以上並べて設置する場合、各ポンプの基礎の間隔は、一般的に、500mm以上とする。
- 真空又は窒素加圧状態で分割搬入した密閉型遠心冷凍機は、大気開放してから組み立て据え付ける。
- 大型冷凍機をコンクリート基礎に据え付ける場合、冷凍機は、基礎のコンクリートを打設後、10日が経過してから据え付ける。
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この過去問の解説 (3件)
01
適当ではないものは「真空又は窒素加圧状態で分割搬入した密閉型遠心冷凍機は、大気開放してから組み立て据え付ける。」です。
〇
低層建築物の屋上に2台の冷却塔を近接して設置する場合、2台の冷却塔は、原則として、冷却塔本体のルーバー面の高さの2倍以上離して設置する必要があります。
また、夏の冷却塔はレジオネラ菌が発生しやすい状態になるため、定期的な清掃、換水、滅菌処理と併せて、万が一菌が発生してしまった場合に備え、外気取り入れダクトとの離隔についても考慮する必要があります。
〇
横形ポンプを2台以上並べて設置する場合、各ポンプの基礎の間隔は、一般的に、500mm以上となります。
また、コンクリート基礎高さは防振架台ありなしで、変わりますので注意してください。
×
工場にて真空又は窒素加圧状態にして製品として製作したものなので、それを開放して組み立ててしまうと製品の保証がされません。
〇
大型冷凍機をコンクリート基礎に据え付ける場合、冷凍機は、基礎のコンクリートを打設後、据え付けまでに10日以上の養生期間が必要です。
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02
機器の据付けに関する問題です。
適当です。
低層建築物の屋上に「2台の冷却塔」を「近接して」設置する場合に関して、
冷却塔本体の「ルーバー面の高さ」の「2倍以上」離して設置します。
適当です。
「横形ポンプ」を「2台以上並べて」設置する場合に関して、
各ポンプの基礎の間隔は、一般的に、「500mm以上」とします。
適当ではありません。
真空又は窒素加圧状態で分割搬入した「密閉型遠心冷凍機」を大気開放してしまっては意味がありません。
大気開放してから組み立て据え付ける機器は開放式冷却塔などがあたります。
適当です。
大型冷凍機をコンクリート基礎に据え付ける場合に関して、
冷凍機は、基礎のコンクリートを打設後、「10日」が経過してから据え付けます。
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03
機器の据付けに関する問題です。
正
問題文内容通りです。
冷却塔を複数台設置する場合、周囲に壁や遮音壁を設けるときは、冷却塔から排出された高温多湿の空気が冷却塔の空気取り入れ口にショートサーキットしないように、隔離距離を確保します。
冷却塔を2台以上設置する場合や、冷却塔周囲に壁等を設置する場合は、2台の冷却塔の離隔距離を、ルーバーの高さの2倍以上を確保して設置します。
また、壁からの隔離距離は、ルーバーの高さの1倍以上を確保します。
(冷却塔メーカー説明書参照)
正
問題文内容通りです。
ポンプ基礎の高さは、一般的に床上300mmとし、基礎表面の排水溝に排水目皿を目受け、排水系統に排水します。
ポンプが2台条並列に並んで設置するときは、基礎の間隔は500mm以上とします。
誤
真空又は窒素加圧状態で分割搬入した密閉型遠心冷凍機は、組立・据付け後、運転開始まで大気開放してはならない。
分割搬入される密閉形冷凍機は、圧縮機本体の防錆のために、真空か窒素加圧の状態で搬入されるため、運転開始まで、配管の弁を開放しないよう注意します。
正
問題文内容通りです。
コンクリート基礎は、コンクリートの打込み後に適切に養生し、10日以内に機器を据え付けないようにします。
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