1級管工事施工管理技士の過去問
令和2年度(2020年)
問題B 問57

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問題

1級 管工事施工管理技術検定試験 令和2年度(2020年) 学科試験 問題B 問57 (訂正依頼・報告はこちら)

ダクト及びダクト付属品の施工に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ダクトの系統において、常用圧力(通常の運転時におけるダクト内圧)が±500Paを超える部分は、高圧ダクトとする。
  • 送風機の吐出し口直後に風量調節ダンパーを取り付ける場合、風量調節ダンパーの軸が送風機の羽根車の軸に対し平行となるようにする。
  • 亜鉛鉄板製の排煙ダクトと排煙機の接続は、原則として、たわみ継手等を介さずに、直接フランジ接合とする。
  • 送風機の吐出し口直後にエルボを取り付ける場合、吐出し口からエルボまでのダクトの長さは、送風機の羽根車の径の1.5倍以上とする。

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この過去問の解説 (2件)

01

1.〇

ダクトは使用圧力により、低圧ダクト、高圧1ダクト、高圧2ダクトに区分されます。

圧力が±500Paまでが低圧ダクト、±500Paを超え±1000Paまでが高圧1ダクト、±1000Paを超え±2500Paまでが高圧2ダクトとなります。

2.×

送風機の吐出し口直後に風量調節ダンパーを取り付ける場合、風量調節ダンパーの軸が送風機の羽根車の軸に対し直角となるようにします。

3.〇

亜鉛鉄板製の排煙ダクトと排煙機の接続は、原則として、たわみ継手等を介さずに、直接フランジ接合とします。

4.〇

送風機の吐出し口直後にエルボを取り付ける場合、吐出し口からエルボまでのダクトの長さは、送風機の羽根車の径の1.5倍以上とします。

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02

ダクト及びダクト付属品の施工に関する問題です。

選択肢1. ダクトの系統において、常用圧力(通常の運転時におけるダクト内圧)が±500Paを超える部分は、高圧ダクトとする。

適当です。

常用圧力が正圧、負圧±500Paを超える部分は、高圧ダクトとします。

反対に正圧、負圧±500Pa以内ならば低圧ダクトとなります。

選択肢2. 送風機の吐出し口直後に風量調節ダンパーを取り付ける場合、風量調節ダンパーの軸が送風機の羽根車の軸に対し平行となるようにする。

適当ではありません。

送風機の「吐出し口直後」に風量調節ダンパーを取り付ける場合に関して、

風量調節ダンパーの「軸」が送風機の羽根車の軸に対し「直角」になるようにします。

選択肢3. 亜鉛鉄板製の排煙ダクトと排煙機の接続は、原則として、たわみ継手等を介さずに、直接フランジ接合とする。

適当です。

亜鉛鉄板製の排煙ダクトと排煙機の接続に関して、

原則として、「たわみ継手等を介さず」に、「直接フランジ接合」とします。

選択肢4. 送風機の吐出し口直後にエルボを取り付ける場合、吐出し口からエルボまでのダクトの長さは、送風機の羽根車の径の1.5倍以上とする。

適当です。

送風機の吐出し口直後にエルボを取り付ける場合、急激な風道変更を避けるため、吐出し口からエルボまでのダクトの長さは、「送風機の羽根車の径の1.5倍以上」とします。

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