1級管工事施工管理技士の過去問
令和2年度(2020年)
問題B 問56
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問題
1級 管工事施工管理技術検定試験 令和2年度(2020年) 学科試験 問題B 問56 (訂正依頼・報告はこちら)
配管及び配管付属品の施工に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 屋外埋設の排水管には、合流、屈曲等がない直管部であっても、管径の120倍以内に1箇所、排水桝を設ける。
- ステンレス鋼管の溶接接合は、管内にアルゴンガス又は窒素ガスを充満させてから、TIG溶接により行う。
- 遠心ポンプの吸込み管は、ポンプに向かって1/100程度の下り勾配とし、管内の空気がポンプ側に抜けないようにする。
- 配管用炭素鋼鋼管を溶接接合する場合、管外面の余盛高さは3mm程度以下とし、それを超える余盛はグラインダー等で除去する。
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この過去問の解説 (2件)
01
1.〇
屋外埋設の排水管には、合流、屈曲等がない直管部であっても、管径の120倍以内に1箇所、排水桝を設けます。
埋設配管に何か不具合があり、長距離で何もない場合、点検できなくなってしまうため、必ず点検用に桝を設置します。
2.〇
ステンレス鋼管の溶接接合は、管内にアルゴンガス又は窒素ガスを充満させてから、TIG溶接により行います。
配管内に酸素があると、管内にススが発生してしまい、そのスス発生を防止するために窒素ガスを充満させます。
3.×
遠心ポンプの吸込み管は、ポンプに向かって下り勾配ではなく上り勾配とします。
ポンプに空気が入ってしまうと、ポンプは水を吸いません。
吸い込み管に溜まった空気をポンプが吸ってしまわないように、吸い込み管には空気が溜まらないようにします。
4.〇
配管用炭素鋼鋼管を溶接接合する場合、管外面の余盛高さは3mm程度以下とし、それを超える余盛はグラインダー等で除去します。
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02
配管及び配管付属品の施工に関する問題です。
適当です。
屋外埋設の排水管に関して、合流、屈曲等がない直管部であったとしても、
「管径の120倍以内」に1箇所、排水桝を設けるのが通例です。
適当です。
ステンレス鋼管の溶接接合に関して、管内にアルゴンガス又は窒素ガスを充満させてからTIG溶接(不活性ガス溶接)により行います。
管内の酸素を排除することによりすすの発生を防ぎます。
適当ではありません。
遠心ポンプの「吸込み管」は、ポンプに向かって1/100程度の「上り勾配」とし、配管内にエアだまりができないようにします。
適当です。
配管用炭素鋼鋼管を溶接接合する場合に関して、
管外面の余盛高さは3mm程度以下とし、それを超える余盛はグラインダー等で除去します。
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