1級管工事施工管理技士 過去問
令和2年度(2020年)
問55 (問題B 問55)
問題文
配管及び配管付属品の施工に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
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問題
1級 管工事施工管理技術検定試験 令和2年度(2020年) 問55(問題B 問55) (訂正依頼・報告はこちら)
配管及び配管付属品の施工に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 冷温水配管の空気抜きに自動空気抜き弁を設ける場合、当該空気抜き弁は、管内が正圧になる箇所に設ける。
- 冷温水配管の主管から枝管を分岐する場合、エルボを3個程度用いて、管の伸縮を吸収できるようにする。
- 排水立て管に鉛直に対して45°を超えるオフセットを設ける場合、当該オフセット部には、原則として、通気管を設ける。
- 冷温水横走り配管の径違い管を偏心レジューサーで接続する場合、管内の下面に段差ができないように接続する。
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この過去問の解説 (3件)
01
1.〇
冷温水配管の空気抜きに自動空気抜き弁を設ける場合、当該空気抜き弁は、管内が正圧になる箇所に設けます。
自動空気抜き弁の空気が抜ける部分より、水が出てしまうという故障が発生することがありますので、自動空気抜き弁の手前には手動弁も取り付けましょう。
2.〇
冷温水配管の主管から枝管を分岐する場合、エルボを3個程度用いて、管の伸縮を吸収できるようにします。
冷温水管は、通常の給水管より配管が伸縮します。必ず伸縮の対策をしましょう。
3.〇
排水立て管に鉛直に対して45°を超えるオフセットを設ける場合、当該オフセット部には、原則として、通気管を設けます。
4.×
冷温水横走り配管の径違い管を偏心レジューサーで接続する場合、管内の上面に段差ができないように接続します。
上面に段差ができるとエア溜まりができたり、バックウォーターが発生し流れに影響を及ぼします。
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02
配管及び配管付属品の施工に関する問題です。
適当です。
冷温水配管の空気抜きに自動空気抜き弁を設ける場合に関して、
その空気抜き弁は、管内が「正圧」になる箇所に設けます。
適当です。
冷温水配管の主管から枝管を分岐する場合の管の伸縮を吸収できるようにする方法として、
エルボを3個程度用いたりします。
適当です。
これはそのままおさえておきましょう。
排水立て管に鉛直に対して「45°を超えるオフセット」を設ける場合、そのオフセット部には、原則として、「通気管を設け」ます。
適当ではありません。
冷温水横走り配管の径違い管を偏心レジューサーで接続する場合は、管内の「上面に」段差ができないように接続をします。エアだまりやバックウォーターを防ぐためです。
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03
配管及び配管付属品の施工に関する問題です。
正
問題文内容通りです。
空気抜き弁は、液体のラインに溜まる空気を、自動的に排出する弁です。
自動空気抜き弁は、機能上から、管内圧力が負圧となるところには、取付けられません。
配管に負圧の部分ができると、機能上、大量の空気を吸い込み、負圧を解消します。
正
問題文内容通りです。
下図に配管図例を示します。
正
問題文内容通りです。
垂直な通気立て管に対し、45°を超えるオフセット排水立て管は、次のようにします。
1) 排水立て管のオフセットの上部と下部に分割し、通気を行うときは、それぞれ単独の排水立て管として通気管を設けます。(下図参照)
誤
冷温水横走り配管の径違い管を接続する場合、管内の下面に段差ができないように、縮径レジューサーを使用して接続する。
横走り配管の径違い管を接続するときに、空気だまりの原因となる段差が生じるため、段差が生じないように縮径するレジューサーを使います。
径の異なる配管同士を接続するブッシング管継手は、使わないようにします。
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