1級管工事施工管理技士 過去問
令和2年度(2020年)
問59 (問題B 問59)

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問題

1級 管工事施工管理技術検定試験 令和2年度(2020年) 問59(問題B 問59) (訂正依頼・報告はこちら)

保温、保冷の施工に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • スパイラルダクトの保温に帯状保温材を用いる場合は、原則として、鉄線を150mm以下のピッチでらせん状に巻き締める。
  • 保温材相互のすきまはできる限り少なくし、保温材の重ね部の継目は同一線上とならないようにする。
  • 保温材の取付けが必要な機器の扉、点検口廻りは、その開閉に支障がなく、保温効果を減じないように施工する。
  • テープ巻き仕上げの重ね幅は15mm以上とし、垂直な配管の場合は、上方から下方へ巻く。

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この過去問の解説 (3件)

01

保温、保冷の施工に関する問題です。

選択肢1. スパイラルダクトの保温に帯状保温材を用いる場合は、原則として、鉄線を150mm以下のピッチでらせん状に巻き締める。

適当です。

スパイラルダクトの保温に「帯状保温材」を用いる場合に関して、原則として、鉄線を「150mm以下」のピッチでらせん状に巻き締めます。

選択肢2. 保温材相互のすきまはできる限り少なくし、保温材の重ね部の継目は同一線上とならないようにする。

適当です。

保温工事の基本として、保温材相互のすきまはできる限り少なくし、「保温材の重ね部の継目は同一線上とならない」ようにします。

選択肢3. 保温材の取付けが必要な機器の扉、点検口廻りは、その開閉に支障がなく、保温効果を減じないように施工する。

適当です。

保温工事の基本として、保温材の取付けが必要な機器の扉、点検口廻りは、その開閉に支障がなく、保温効果を減じないように施工します。

選択肢4. テープ巻き仕上げの重ね幅は15mm以上とし、垂直な配管の場合は、上方から下方へ巻く。

適当ではありません。

テープ巻き仕上げの重ね幅は15mm以上であっていますが、垂直な配管に巻きあげる場合は

「下方から上方へ」巻きます。下から巻き上がるゴミなどの侵入を防ぐためです。

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02

1.〇

スパイラルダクトの保温に帯状保温材を用いる場合は、原則として、鉄線を150mm以下のピッチでらせん状に巻き締め、500mm以下に一箇所以上、2巻き締めとします。なお、鉄線の締めすぎには注意してください。

2.〇

保温材相互のすきまはできる限り少なくし、保温材の重ね部の継目は同一線上とならないようにします。

3.〇

保温材の取付けが必要な機器の扉、点検口廻りは、その開閉に支障がなく、保温効果を減じないように施工する必要があります。

4.×

テープ巻きの重なり幅は、原則テープ状の場合は15mm以上(ポリエチレンフィルムの場合は1/2重ね以上)、その他の場合は30mm以上とします。

また、テープ巻きは、配管の下方より上向きに巻き上げるようにします。

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03

保温、保冷の施工に関する問題です。

選択肢1. スパイラルダクトの保温に帯状保温材を用いる場合は、原則として、鉄線を150mm以下のピッチでらせん状に巻き締める。

問題文内容通りです

 

スパイラルダクトにグラスウール保温板を取付ける場合は、保温板の厚さが復元した後に、鉄線巻を150 mmピッチ以下でらせん状に巻き締めし、500 mm以下に1か所以上、2巻き締めとします。

ダクトが帯状材の場合は、50 mmピッチとします。

選択肢2. 保温材相互のすきまはできる限り少なくし、保温材の重ね部の継目は同一線上とならないようにする。

問題文内容通りです

 

保温材の重ね部の継目では、ずらして取付けて、同一線上とならないようにします。

選択肢3. 保温材の取付けが必要な機器の扉、点検口廻りは、その開閉に支障がなく、保温効果を減じないように施工する。

問題文内容通りです

選択肢4. テープ巻き仕上げの重ね幅は15mm以上とし、垂直な配管の場合は、上方から下方へ巻く。

テープ巻き仕上げの重ね幅は15mm以上とし、垂直な配管の場合は、下方から上方へ巻く

 

テープ巻きその他の重なり幅は、テープ状の場合は 15mm 以上、ポリエチレンフィルムの場合は 1/2 重ね以上、その他の場合は 30mm 以上を原則とします。

 

テープ巻きは、配管の下方より上向きに向けて巻き上げ、アルミガラスクロス巻きなどで、ずれる恐れのあるときは、粘着テープでずれ止めを行います。

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