1級管工事施工管理技士の過去問
令和2年度(2020年)
問題B 問69

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問題

1級 管工事施工管理技術検定試験 令和2年度(2020年) 学科試験 問題B 問69 (訂正依頼・報告はこちら)

屋内消火栓設備の加圧送水装置に用いるポンプに関する記述のうち、「消防法」上、誤っているものはどれか。
  • ポンプには、その吐出側に圧力計、吸込側に連成計を設けるものとする。
  • ポンプは、直接操作による停止又は消火栓箱の直近に設けられた操作部からの遠隔操作による停止ができるものとする。
  • ポンプには、水源水位がポンプより低い場合、専用の呼水槽を設けるものとする。
  • ポンプの始動を明示する表示灯を設ける場合、当該表示灯は赤色とし、消火栓箱の内部又はその直近に設けるものとする。

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この過去問の解説 (2件)

01

1.〇

ポンプには、その吐出側に圧力計吸込側に連成計を設けるものとします。

逆にならないように注意してください。

2.×

ポンプは、直接操作によってのみ停止されるものであることとされています。

3.〇

ポンプには、水源水位がポンプより低い場合、専用の呼水槽を設置しなければなりません。

呼水槽は専用であるということの他に決められていることがあります。

容量は、ポンプを有効に作動できるものである必要があります。

減水警報装置及び呼水槽へ水を自動的に補給するための装置が設けられている必要があります。

4.〇

ポンプの始動を明示する表示灯を設ける場合、当該表示灯は赤色とし、消火栓箱の内部又はその直近に設けるものとします。

ただし、次の場合は規定により設けた赤色の灯火を点滅させることによりポンプの始動を表示できる場合は、表示灯を設けないことができます。

・屋内消火栓箱の上部に、取付け面と15度以上の角度となる方向に沿つて10m離れたところから容易に識別できる赤色の灯火を設けている場合。

・屋内消火栓箱の直近の箇所は、取付け位置から10m離れたところで、かつ、床面からの高さが1.5mの位置から容易に識別できる赤色の灯火を設けた場合。

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02

「屋内消火栓設備」の加圧送水装置に用いるポンプに関する問題です。

選択肢1. ポンプには、その吐出側に圧力計、吸込側に連成計を設けるものとする。

適当です。

この設問は頻出です。吐出側、吸込み側に設けるものを正しく把握しておきましょう。

吐出側には「圧力計」(文字通り圧力を計る(正圧))、吸込み側には「連成計」(圧力を計るが正圧、負圧、両方計る)を設けます。

選択肢2. ポンプは、直接操作による停止又は消火栓箱の直近に設けられた操作部からの遠隔操作による停止ができるものとする。

適当ではありません。

「屋内消火栓設備」のポンプにおいて、「起動装置」に関しては、

「直接操作」が必須であり、かつ消火栓箱の直近に設けられた操作部からの遠隔操作によるものとします。

「起動」に関してです、「停止」ではありません。

選択肢3. ポンプには、水源水位がポンプより低い場合、専用の呼水槽を設けるものとする。

適当です。

水源水位がポンプより低い場合、「専用」の「呼水槽」を設けるものとします。

呼水槽とは、水源水位がポンプより低い消火水槽から水を押し上げるためのポンプ内に水を送り込み、ポンプ機能を補助する水槽です。

選択肢4. ポンプの始動を明示する表示灯を設ける場合、当該表示灯は赤色とし、消火栓箱の内部又はその直近に設けるものとする。

適当です。

本文のとおり、ポンプの始動を明示する表示灯を設ける場合、当該表示灯は「赤色」とし、消火栓箱の「内部」又はその「直近」に設けるものとします。

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